第2章:埋もれし過去の産物
第33話「捜索」
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組でほとんど固めたな。
ちなみに、大体が三人グループで、葵はユニゾンデバイスで椿が飛ぶには葵が必要なので特別に四人グループだそうだ。
「では解散!決して無理はするなよ!!」
そう言ってクロノはユーノ、王牙と共に一足先に捜索に行った。
....にしてもクロノのグループ、どう考えても王牙を抑制するためだよな...。
「...緋雪、司さん、僕らも行くよ。」
「うん!」
「よろしくね。二人共。」
僕らも転送ポートを使って転移する。
「(.....なんだろうか、この胸騒ぎは....。)」
....途轍もない不安を抱えながらも、僕は捜索へと向かった。
=椿side=
「では、私達も行くわよ。」
「うん!」
「お願いします。」
私を先頭に、ヴィヴィオとアインハルトが返事をする。
『じゃあ、転移いっくよー!』
そして、ユニゾンした葵の言葉と共に、私達は転移した。
「...そういえば、闇の欠片って偽物が出るんだよね?」
「急にどうしたのよ?」
ヴィヴィオが転移先で飛行中にそんな事を聞いてきた。
「妖の偽物とは戦ったけど、私達魔導師とかの偽物とは戦ってないなぁ...って。」
「...負の面を強くした状態らしいから、出会っても何の得もないわよ。」
まぁ、稀に違う場合があるらしいけど...。
「...と、言ってる傍からいたわよ。」
「えっ...?....あ、私だ。」
遠くの方に、ヴィヴィオと同じような姿をした者がいる。
「っ...!?...いえ!あれはヴィヴィオさんではありません!」
「えっ...?」
「....そうね。魂の雰囲気が違うわ。」
姿こそヴィヴィオに似ているものの、魂の雰囲気が違った。
...闇の欠片なのだから、魂なんてないんだけどね。
「....あれは聖王オリヴィエ、その闇の欠片です....!」
「わ、私のご先祖様!?」
聖王...また知らない単語が出て来たわね。
ヴィヴィオの先祖らしいけど...。
「...すいません。おそらくあの闇の欠片は私の...クラウスの記憶から生まれたものだと思います。」
「アインハルトさんの謝る事じゃないよ!」
「どの道、誰かの記憶を読み取って闇の欠片は現れるわ。」
...むしろ、“あの子”じゃないだけマシかもしれないわ。
“あの子”の場合は魔力じゃなくて霊力だから大丈夫かもしれないけど。
「.....ごめんなさい。」
「....えっ?」
どの道倒すので、接近していくと、
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