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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
想いが交差する夜
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者なんだ?)」

「(おいミストガン・・・いやジェラール。)」

「(!コージ。)」

「(俺は闇分身だ。危なかったな。)」

俺は小さい声でジェラールに向かってそう言う。

「(どうだった?)」

「(ダメだ。見失った。)」

「(やっぱりか・・・・・・こっちも、何も感じない・・・。)」

「(・・・そうか。)」

「(でも気をつけてくれよ。
 さっき評議院の人にばれかけていたんだろ?)」

「(・・・すまん・・・。)」

「(俺は一応バレないようにさっきの魔力を探してみるよ。)」

「(だがクロッカス(この街)は広い、
 それにいつまでも闇分身(お前)がいるわけにはいかん。
 コージはみんなが集まる場所とかを調べてくれ。
 残りは俺が調べてみる。)」

「(・・・・・・わかった。)」

俺達はここで別れ、魔力を探す事にした。



































「(・・・ないな・・・・・・。)」

もう探してみたが・・・やっぱり見つからなかった・・・。

「(・・・ん?)」

俺はある人物を目にした。マスターとラクサスさんだった。

「じじい、ルーメン・イストワールって何だ?」

ラクサスさんはマスターにそう尋ねた。

「(それって確か・・・)」

あのバトルの時にマスターイワンが言っていた・・・・・・。

「イワンから聞いたのか?」

「欲しがってるようだったな。」

「まったく・・・あのガキは・・・・・・む。」

あ、マスターが俺に気づいてしまった。

「コージ、なぜお主がいる?」

「すみません・・・勝手に聞いてしまって・・・
 ちなみに、俺は分身です。ちょっと探しモノをしていたら、
 2人を見かけたので・・・・・・。」

「そうか。」

「・・・あの・・・俺もそれは気になっていました。
 試合の時、マスターイワンがあ言ったのが聞こえたので・・・・・・。」

「・・・そうか。」

妖精の尻尾(フェアリーテイル)の闇とか言ってやがったぞ。」

「・・・・・・・・・。」

マスターは何も言わなかった。

「闇ではありません。」

「「!」」

「初代!」

俺達の目の前に初代が現れ、そう言った。

光の神話(ルーメン・イストワール)。これは我がギルドの“光”なのです。」

「光・・・?」

「初代、いけませんぞ!」

「わかっています。
 これはギルドのマスターとなった者しか知る権限がないもの。」

つまり、マスター達しかわからないのか・・・。

「2
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