第5章
冥界合宿のヘルキャット
第102話 悪神と戦います!
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れば、会長の目指す学校を建てる事もできるかもしれないな。
「俺な、会長の学校で先生になるのが夢なんだ」
「良い夢じゃねえか」
「へへっ。会長と俺の夢実現を邪魔する奴は北欧の神様だろうとなんだろうと好きにさせる訳にはいかねえんだ!」
「ああ!お互い頑張ろうぜ!」
「張り切るのも良いが、ちゃんと生き残らねえと夢以前の問題だぜ?」
「「分かってるよ!」」
……それにしても……夢か。そんな事考えた事も無かったな。
イッセーも夢…っつうか、野望を持ってる訳だし。
今思ったが、俺にはそんな物は無いんだな。『賞金稼ぎ』になろうとしてるのも夢とかそう言うのじゃないし。
そう思うと、こいつらが眩しく見えるな。
「封印が解けるわ」
ッ!とりあえず、今は目の前の事に集中だ!
「来るわよ」
ロキが封印されている結界が宙に浮き、亀裂が入る!
ピシッ。パキャァァァン!
結界が砕け散り、中から男が一人現れた!
「ベルゼブブめ。小賢しい真似を」
あれが悪神ロキ。今まで戦ってきた者の中で圧倒的な存在感を感じる!
「ロキ様!主神に牙を向くなどと許される事ではありません!然るべき公正な場で異議を唱えるべきです!」
ロスヴァイセさんがロキの説得に掛かる。
「オーディンのお付き戦乙女、優秀とは聞いているが、神の相手には程遠い」
「……聞く耳持たずですか……!」
ロキはロスヴァイセさんを一瞥した後、俺達を品定めするかの様に見る。
「フ、しかし『神々の黄昏』の前座にしてはあまりに貧弱……」
そう奴が言った瞬間、岩場の岩の一つに光が降り注がれ岩が砕ける。
ギャオオォォォオオオオオオン!
その岩が砕けた場所に十メートルぐらいはある体躯の狼が遠吠えをあげていた!
「神喰狼ッ!!」
あれが神喰狼ッ!ロキの息子の神をも噛み殺す牙を持つ魔物!
下手をすればロキ以上に厄介な相手だ!
さらに光が他の岩に降り注ぎ、岩を砕く!
ガオオォォォオオオ!
グオオォォォオオオ!
さらに二体の神喰狼に似た狼が現れた!
大きさは神喰狼程じゃないが、放たれるプレッシャーは全然負けてない!
「あれは神喰狼の子、ハティとスコル!?」
神喰狼の子供と来たか!
って、今度は雷が落ちて来た!
そして、雷から巨大な蛇…いや、ドラゴンが現れた!
『あぁ、ありゃミドガルズオルムだなぁ』
ドレイクが告げた名にこの場にいる全員が息を呑む!
五大龍王の一角、『|終末の大
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