第5章
冥界合宿のヘルキャット
第102話 悪神と戦います!
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お付きを任されると言う事はかなりのやり手なのだろう。
ただ、ユウが言うには、彼氏がいない事を主神に指摘されて大泣きしてたらしい。
……大丈夫なのか?
あと…。
「………見ろ!兵藤!」
「………ああ!前に見掛けた時はスーツ姿だったが、これはなんと言う素晴らしきお姿!」
その鎧姿が体の線がよく出てる姿なので早い話、大分男の目を引く姿なのだ。で、 バカ二人が早速鼻の下を伸ばして魅入っていた。
イッセー、匙、そんな事をやってると…って、あ。早速部長と会長に耳を引っ張られた。
「悪いな。若いもんにやらせてよ」
そこへ今度はアザゼルやサーゼクス様にグレイフィアさん、大天使ミカエルがやって来る。
もう一人男性がおり、おそらくこの人が現魔王ベルゼブブなのだろう。
「グレイフィア」
「はい」
グレイフィアさんが部長に何かを手渡す。
「フェニックスの涙です。緊急時でこれしか集められませんでしたが」
「回復役の『僧侶』を加えられる余裕が無い為、せめてもの安全策だ」
だが、その数はたったの三つ。つまり、三回までしか回復はできないって事になる。
……少々心もとないな。
「ありがとうございます」
「だが、決して無理はするな」
「はい」
そうこうしている内に時間がやって来た。
「では、転送を始める」
俺達の足下に巨大な魔法陣が出現し、転移の光が俺達を包み込む。
ー○●○ー
そんなこんなで、俺達はこの岩場までやって来た。
最大限に警戒している中、匙が口を開く。
「敵は北欧の悪神か。ったく、修行明け一発目からキツイぜ。いや、これも会長の夢を実現する為だ」
「会長の?」
「夢?」
「冥界に下級悪魔でも通える様なレーティングゲームの学校を作る事が会長の夢なんだ」
「下級悪魔でもって事は、レーティングゲームの学校自体はあるんだな?」
「ああ。でも、そこに通えるのは…」
「……上級悪魔や一部の特権階級の悪魔しか通えない。で、会長はそう言う分け隔ての無い学校を作ろうとしているって訳か」
「へぇ、会長が」
「でも、下級悪魔の学校なんてと会長の夢をバカにする悪魔も結構多いんだ」
「悪魔は貴族社会だしな」
「古い思想に凝り固まった連中は特にだろうな」
「でも、今回の件とその会長の学校とどう関係あるんだ?」
「他の神話体系と和平を結べばもしかしたら…」
「なるほど。お堅い悪魔社会も変わるかもって事か」
確かにサーゼクス様を中心に今の悪魔の社会は変わりつつあると聞いてる。
敵対してきた勢力との和平がその例だ。
古い思想に凝り固まった連中はともかく、その内に下級などにに対する考え方が変わるかもしれない。そうな
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