暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第5章
冥界合宿のヘルキャット
第102話 悪神と戦います!
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て来て、俺の手をギュッと握ってきた。

「……イッセー先輩……私にも勇気をください」

 ッ!そうか、小猫ちゃんも猫又の力を使おうとしているのか。

「うん。俺ので良かったら」

 俺は小猫ちゃんの手を握り返してあげる。

「使って大丈夫なの?」

 下手をすれば、お姉さんの様に暴走してしまうかもしれない、その恐怖で今まで猫又の力を使わなかったみたいだから。

「……神楽に時間まで基本や術を一通り教わりました。さらに神楽が仙術で私の気をある程度の調節もしてくれました。後は私次第と言う事らしいです」

 そう言う小猫ちゃんの手が震えていた。
 やっぱりまだ怖いんだろうな。もしかしたらお姉さんの様になってしまうかもしれないから。

「大丈夫。小猫ちゃんに何があっても、体を張って俺が守ってやる。もし暴走しそうになっても、俺が絶対に止める。だから、怖がる事は無いよ」

 肩に手を置いて、真正面から笑顔で言ってやる。

「……はい!」

 小猫ちゃんは一瞬だけキョトンとするけど、すぐに笑顔になって頷く。
そうさ。この赤龍帝の力はみんなを守る為に使うんだ!


ー○●○ー


 作戦開始が迫り、俺達はグレモリー邸の庭に集合していた。

「一緒じゃないのは心残りだけど、貴方達は防衛部隊に任せてあるから」

 部長は眷属で残る事になっているアーシアとギャスパーを安心させていた。
 俺も心配そう(特にイッセーを)にしている鶇を言いくるめたり、素直になれずにいる燕を弄ったりする。
 シトリー眷属からは会長と副会長、匙の三名が参戦する。
 そうそう、天使陣営からのメンバーだが。

「また一緒ね、ゼノヴィア」
「ああ、イリナ」

 ゼノヴィアの元コンビの紫藤イリナ。

「またよろしくね、イッ君、アス君」
「ああ」
「よろしく頼むぜ、ユウ」
「ほら、ライ君も」
「フン」

 ユウこと神田ユウナとライニー・ディランディ。

「またよろしく頼むよ、君達」

 そして、アルミヤ・A・エトリア。
 要はコカビエル襲来時及び会談での大天使ミカエルの護衛役でやって来たメンバーだ。
 元々は今回の会合に来た大天使ミカエルの護衛として来ていたらしい。

「ご挨拶が遅れました」

 そこへ丁寧な口調の女性が現れる。

「主神オーディン様のお付きで参りました、ロスヴァイセです」

 北欧陣営からもメンバーがいるって聞いていたが、この人がそうか。
 確か、北欧の主神であるオーディンをチラッと見掛けた時に一緒にいたな。
 その時はスーツ姿だったが、今は鎧を着こなしていた。
 鎧から察するに、北欧神話でメジャーな半神の一族の戦乙女(ヴァルキリー)ってところか?
 主神の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ