第5章
冥界合宿のヘルキャット
第102話 悪神と戦います!
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るまでの間、ロキの足止めに参戦するメンバーだ。
ついこの間まではちょっとしたはぐれ悪魔を狩るぐらいの見習い『賞金稼ぎ』だったのに、一介の堕天使、上級悪魔の眷属、『神の子を見張る者』幹部のコカビエル、各勢力の不穏分子のテロリストと来て、今度は悪神か。この短期間で一介の見習いなんて比べ物にならない程の激戦を経験してるな、俺。
まぁ、全部自分から首突っ込んでる訳だが。
とにかく、残ってる時間をフルに使って、あの時の感覚を忘れない様にしねえとな。
ー○●○ー
「フゥ、まさか神様と戦う事になるとはなぁ……」
俺こと兵藤一誠は現在、来たる悪神との戦いの時間が来るまで、自室のベッドに腰掛けて休んでいた。
それにしてもホント、激動な夏休みだったよ。
冥界に来る事になったと思ったら、ドラゴンのおっさんと山で追いかけっこしたり、小猫ちゃんのお姉さんとか神楽のお兄さんとか冬夜さんの友達が現れたりと散々だったのに、今度は北欧の神様と戦う事になったんだからなぁ。
まあ、その神様を止めないと世界がヤバイらしいし、部長が戦うのなら、部長の『兵士』たる俺が戦わない訳にもいかんでしょ!
幸い禁手に至れた訳だしな!
これでヴァーリの奴に少しは近付けたかな?
コンコンコン。
「ん?はーい」
ガチャ。
扉を開けて現れたのは朱乃さんだった。
「どうしたんですか、朱乃さん?」
朱乃さんは何も言わず、無言で俺の隣に座る。
すると突然、俺に抱きついてきた!?
「ああ、あ、あの、朱乃さん!?どうしたんですか!?」
「……イッセー君から勇気を貰っているんです」
「ッ!?」
「……今回の相手はあの悪神ロキ。今まで以上の激闘になるのは必然です」
「……もしかして……使うつもりなんですか?」
朱乃さんに流れる堕天使の力。朱乃さんはその力を使う事を今まで拒絶してきた。
でも、今回の相手は神様。力の出し惜しみができる余裕なんてできない相手だ。
「……相手が相手だから。でも、それでもやっぱり嫌なのよ。だから、イッセー君から勇気を貰うの」
「俺ので良かったら、バンバン持っていってくださいよ」
俺は朱乃さんの手を握って笑顔で言う。
「ありがとう、イッセー君」
コンコンコン。ガチャ。
「……イッセー先輩、そろそろ集合です」
そこへノックして入ってきたのは小猫ちゃんだった!
ヤバイ!こんな所を見られたら変な誤解されちゃうんじゃ!?
「うふふ。ありがとう、イッセー君。もう大丈夫ですわ」
そう言って、朱乃さんは退室してしまう。
すると、今度は小猫ちゃんが近付い
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