8部分:第八章
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長は何気なく重要事項を切り出した。
「今度は大島俊彦っていうベテランの声優だけれど」
「あれっ、うちの事務所のベテラン声優ですね」
「あの人のですか」
「あの人のマネージャーが配置転換になって成人ゲームメインの娘の担当になったから」
それで二人に頼むというのだ。
「お願いね。今度特撮番組のレギュラーになったから」
「ああ、声のですね」
「怪人か何かの役で」
「主役側だけれど怪人は怪人ね」
少なくとも人間ではないというのだ。
「そっちの役になったからね」
「わかりました。じゃあ大島さんの担当も」
「やらせてもらいます」
「頼りにしてるわよ」
社長は微笑んで二人に告げた。畑違いの職場にトラバーユ、強制的にさせられたがそれでもだった。二人はそこに青山を見てだ。明るく頑張っているのだった。
人生至るところに青山あり 完
2011・10・25
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