暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
新部隊-ウルティメイトフォースゼロ-
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、そんな疑問ばかりが浮かぶ。
「ちょっとギーシュ!何安請け合いしてるのよ!」
黙ってられないのか、モンモランシーが講義を入れてきた。
「モンモランシー、せっかく陛下が僕の力を求めてきてくれたんだ!この機会を逃すわけにいかない!」
対するアンリエッタも、危険な任務を申し込むというのに、ギーシュのあまりの即答ぶりに困惑した。
「え…ええと…ギーシュさんは受託する…ということですね?」
「もちろんでございます!そうだろう、マリコルヌ!?我らの女王アンリエッタ様のために!」
だめだ、もうこうなったらギーシュは少なくともこの場でくじけることはない。一度危険な目に合わせないと懲りるようなチャンスもない。
「あ、ああ…!そうだよ!麗しき女王陛下のために命を懸けなくて何が貴族だ!」
ギーシュからのあおりに乗せられ、ついにマリコルヌも殺気の弱腰とは裏腹にノリノリでギーシュに乗っかってしまった。しかも…下心がにじみ出ている。
「お、おい!そんな軽々しく…」
「君は力になりたくないのかレイナール!?何者よりも麗しく気高い!我らが女王陛下に!」
マリコリヌはどこか弱腰にも見えるレイナールに問い詰める。
「そうは言わない。陛下のご命令ならば、臣下の身である僕たちに拒絶する理由はない。けど…!」
レイナールは正直女王自ら自分たちに頼みを申し出られたということについて、貴族として大変名誉なことだとは思うのだが、いかんせん難易度の高すぎる要求だと思わざるを得なかった。
「お言葉ですが陛下。ギーシュたちの言うとおり、そのご命令は僕たちにとっては確かに大変栄誉あることだとは重々承知しています!ですが、僕たちはまだ学生です!軍人としての訓練といえる教練は受けたことがございません!なぜ軍人でもない我々にそのようなご命令を!?」
「それについてですが…」
アンリエッタは、なぜまだ学生の身であるはずのレイナールたちに、このような危険な任務が伴うであろう組織の隊員として任命したのかその理由を端的に説明した。主に、ワルドの裏切りや怪獣との戦いなどで信頼が失墜した魔法衛士隊が再編できないこと、敵である怪獣や星人の情報を知る数少ない人間であるサイトや彼の主であるルイズと共に歩むことができる者こそが適任であること…などだ。
「無論、この命令がかなり無理のあるものであることは承知しています。ですが、怪獣の脅威にただ臆しているだけでは、いずれ私たち人類は滅ぼされることは間違いありません。それ以前にも、この国は長年溜め込まれ続けた不祥事により腐敗しつつあります。それらの問題を解決しなければ、トリステインに未来はありません。
失われつつある我が国…いえ、この世界の未来を再び人の手に取り戻すためにも、最初はほんの小さな力だとしても…あなたたちの力が必要なのです。
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