暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
新部隊-ウルティメイトフォースゼロ-
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さしくオーパーツだ』
ゼロは、ジュリオが持っていたあの機械に特に注目していた。怪獣を操る道具だなんてこの星で作れるわけがないだろうし、それにあれを構成する物質も、どう見てもこの星で作れそうな物質とは思えなかった。でなければ…怪獣を操ることなんてできるはずがない。

なにせ、こいつはあのゴモラを操り、ゴドラ星人を倒した張本人なのだから。

『それは、あいつも異世界から召喚されたから、その地元で作られたってことか?』
『それもあるが、その召喚された側の世界が問題だ。もし、侵略者の星から召喚された奴だとしたら…』
『怪獣を使って、侵略をもくろむ可能性もあるってことか?』
『まぁな。だが、まだこいつとはあったばかりだ。すぐに決めつけるってのも早計だろう。でもこいつといるときはなるべく油断しないようにしておこうぜ』
『あぁ、わかった』
「いやぁ、遅刻なんてするもんじゃないね。危うく美しいミス・ヴァリエールたちを危ない目に合わせるところだったよ。こんな美しい人たちが傷物になっちゃったら…」
ジュリオと名乗ったその男は、ルイズの顔を凝視する。
「大変だからね」
「ひぇ…!?」
「な、なんで私じゃなくてルイズなわけぇ!?」
キュルケはまたしても自分をそっちのけでルイズが美男子に熱い視線を寄せられたことが信じられない様子で声を上げた。モンモランシーも信じられない様子で驚きながら口元を隠している。
「え、あ、あの…」
対してルイズは顔が真っ赤だ。イケメンからの視線には、流石のルイズも弱かった。なんか無性に…ワルドのアプローチ以上に腹が立ったサイトは、そっとルイズの前に立って彼女を覆った。
(…マジで油断ならねぇスカシ野郎だなこいつ…!)
「お、君だね?ミス・ヴァリエールの使い魔君は」
「だったらなんだよ」
ジト目でサイトはジュリオを睨み返す。
「おいおい、そんな熱い視線を寄せないでくれないか?」
「気持ちの悪いこと言ってんじゃねぇ!!」
しかも人様の神経を露骨に逆なでする台詞を爽やかスマイルフェイスのまま言いやがった!サイトはさらにジュリオが気に食わなくなった。
「あの、恐れながら陛下…確かロマリアの神官は戒律上、軍に入れないはずだと聞いておりますが」
ミシェルがふと、アンリエッタにジュリオに関する一つの疑問を問う。神官とは神に仕える僕、よって人間同士の争いごとである戦争などには参加しないものらしい。現在のアルビオンはレコンキスタが支配しており、トリステインはハルケギニアの未来のためという名目で、いずれこの国と戦うこととなる。たとえ相手が不届き物の集まりであろうと、神官という聖職者に身を置いているジュリオが、助っ人としてここに来るのはいかがなものかと思ったのだ。
「それなんだけど、彼らは怪獣を使役し、それを戦争に利用している
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