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人生至るところに青山あり
6部分:第六章
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。そして残った碧についても話されるのだった。
「で、碧ちゃんだけれどな」
「最近テンションちょっと低いよな」
「仕事が急に増えたせいか?」
 そのせいではないかとだ。二人は考えた。
「レギュラー続けて決まったしな」
「歌の収録もあるしグラビアもな」
「それにゲームもだしな」
「あの娘も今急激に売り出せてきてるからな」
 忙しい、即ち売れているというのは声優でも同じなのだ。
「いいことだけれどな」
「一時の英梨ちゃんみたいに疲れだしてたらまずいな」
「じゃあここはあれだな」
 二人で話してだ。その中でだ。
 今度は伊藤がその広くなってきている額をてからせながら話した。
「ちょっと美味いもの食べさせてくるな」
「ああ、何なんだ?」
「あの娘の好きなものなら何でもな」
 食べてもらいそれで元気になってもらうというのだ。

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