第四十六話 福島少佐!いきなりバレンタイン!!その十七
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「沖田総司さんに斎藤一さんもいるな」
「新選組オールスターかよ」
「何か凄いな、おい」
「というか最近何かっていうと幽霊出て来るな」
作者の好みである。
「岩崎さんとか信長さんとかな」
「同じネタ繰り返してるけれどな」
「今度は新選組か」
「壬生狼かよ」
「さあ、そこになおれ」
口が大きくやけに四角い顔立ちの人が言う。
「この虎徹で苦しまずに成敗してやろ」
「で、この人が近藤さんか」
「見事復活してきたな」
「本当に口大きいな」
「これだと拳も口の中に入るよな」
「それだけでも凄い人だな」
「幕府はなくなろうともこの国はある」
近藤勇は言う。
「我々は日本を守り盛り立てる日帝衆の味方だ」
「だから日帝衆の俺達はか」
「敵だっていうのかよ」
「そのあまりにも卑怯卑劣な行い武士のものではない」
まさに武士としての言葉だ。
「その悪辣な所業ここで終わらせてやろう」
「さあ、覚悟はいいな」
イケメン副長も言って来た。
「その首落としてやろう」
「へっ、日本刀で俺達が斬れるかよ」
「刀はこのスーツには効かないぜ」
「斬れるものなら斬ってみやがれ」
「そんなの効く筈ないだろ」
「わかりました、それではです」
美男子が出て来た。伝えられる顔立ちではそうではないらしいがよくそうなっているのでこう設定した沖田総司の登場だ。
「私が解釈をします」
「おう、俺達のスーツの強度はグドンの角並だぜ」
「ダイアモンドの二十倍だぞ」
「スーツの間の関節部分も柔らかいけれどそれだけの硬さだ」
「鉄の刀で斬れるかよ」
「オリハルコンの武器でも効果がないんだぞ」
「エクスカリバーも何でもな」
二人は沖田総司をそれぞれ挑発する仕草をしつつ言っていく。
「斬れるものなら斬ってみやがれ」
「試しにこれでも斬ってみな」
そのグドンの角を出してきた、すると。
沖田総司はその角に居合の要領で刀を一閃させた、すると。
角は沖田が斬った左から右にだ、徐々にだが確かに。
落ちていった、二人はそれを見てだった。
新選組の面々に右手を挙げた挨拶をしてだ、こう言った。
「じゃあそういうことで」
「シーユーアゲイン」
「逃げるんかこら!」
「おい、斬れるものなら斬ってみろって言ってただろ!」
「吐いた唾飲むな!」
「さっさと斬られて死ね!」
その彼等に全世界から罵声が来る、だが。
二人はハングオンに乗って二条城を後にした、そうして戦いを終えて日常に戻った。だが戦いはまだ続く、戦えジャスティスカイザー負けるなジャスティスカイザー!
第四十六話 完
2015・11・1
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