暁 〜小説投稿サイト〜
人生至るところに青山あり
5部分:第五章
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のところ?」
「といいますと」
「ああ、声優業界ってマネージャー一人に複数の声優がつくから」
 声優業界独特のことだった。
「だから貴方達が慣れたらね」
「他の娘もですか」
「やがては」
「男の子の方もお願いするから」
 女の子だけでなくだ。男の子もだというのだ。その話をしてだった。
 今は二人は英梨だけに専念していた。しかしだった。
 すぐにだ。二人に実際にだ。新しい声優がついたのだった。
 今度の娘はだ。やけに背の低いだ。小学生の様な外見の娘だった。その娘を見てだ。二人は思わず言ってしまった。
「ええと、学生さん?」
「何年生かな」
「高校出てますけれど」
 憮然としてだ。その娘は二人に返してきた。

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