第四十六話 福島少佐!いきなりバレンタイン!!その十三
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「一日六人」
「合わせて十二回が目標だ」
「千人斬りもやってやるぜ」
「絶対にな」
「最低の発言だな」
「いつもながら」
これは全世界の殆ど全ての人が思ったことだった。
「まさに誠死ね」
「ジャスティスカイザー死ね」
誠死ねは最早枕詞だ。
「エイズに罹って死ねよ」
「それか梅毒にな」
「うっせえ、だからゴムは絶対だろ」
「それは欠かさないからな」
酒池肉林の中でもというのだ。
「俺達は生きるぜ」
「百歳まで生きて酒池肉林だ」
「ゴムも付けてな」
「そうしてやるからな」
「こうした奴等こそ長生きする」
「憎まれっ子世に憚る」
「ほんまにそやな」
皆二人を汚物を見る目で見て言う、そして。
二人はその彼等に中指を立てつつ勝負の場所に入った。そうしてそこで瞬と福島に対して言ったのだった。
「俺達は既に勝ってるぜ」
「勝負がはじまったらわかるぜ」
ここでもはじまる前に勝ち誇る。
「あんた達残念だな」
「今回も負けだな」
「俺達は今回も買ってな」
「ボーナスと写真集とかでウハウハだぜ」
本当に勝ち誇る二人だった。
「いや、嬉しいな」
「何といっても最高だぜ」
「勝つってことが嬉しいぜ」
「勝った奴が正しいからな」
「まだはじまってもいないでしょ」
瞬は眉を顰めさせてだ、二人に返した。
「それで今から言うのは小者でしょ」
「へっ、小者でも勝てばいいだろ」
「それでな」
こう言ったのだった。
「正義とかな」
「勝った奴のものなんだよ」
「だからよし」
「ノープロブレムだよ」
「小者でも勝てばいいさ」
「俺達何言われても気にしないぜ」
それも全くというのだ。
「勝ったらそれでいいからな」
「何言われても負け犬の遠吠えだろ」
「要は勝てばいいんだよ」
「その前に何があってもな」
「だから何でも言うんだな」
「俺達は平気だぜ」
例えどれだけ言われてもというのだ。
「だから言うぜ、俺達も」」
「戦う前から好き勝手言ってやるぜ」
「そしてそれは本当のことになるんだよ」
「リアルにな」
「下衆ね」
この時瞬は心の中から思った。
「本当に」
「その下衆ても勝てば正義なんだよ」
「勝てば官軍なんだよ」
やはり平然としている二人だった。
「世の中ってそうだろ」
「勝利者が歴史を作ってな」
「全てを語るんだよ」
「だから何をしても何を言ってもよし!」
「勝ったらそれで正義だからな」
「わかったな、読者も」
「俺達が正義だってことがな」
「人間の屑だ」
二条城のガイド役である今回の司会役小岩井さんが出て来て言った。勿論モブであるが声優さんは浅沼晋太郎さんであって欲しい。
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