17.狂気な女
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「いない・・・いないだと!?」
ククールが煩いのでエイトは黙らせようと英雄のやりを構えます。
それを満面の笑みのゼシカがとめました。
大事な資料粉砕大事件。容疑者エイト。
「兄貴のやつ、絶対ぶん殴る。」
「落ち着きなさいよ、ハゲ候補」
ゼシカの鋭い言葉にククールは黙りました。
何があったのかというと、マルチェロにラリホーマをかけられ強制的に眠らされていた彼ら。
部屋にいなかったクロノスは無事・・・かと思えば修道院内にはいません。
三人はマルチェロがクロノスを連れ去ったと考えてはいません。
確かにクロノスはククールとのステータス勝負で速さしか勝ててませんが、素手の際の会心率は高いですから。
まあ、マルチェロも素手なら高いですが素手という選択を賢い彼はしませんよ。
「はぁ・・・・・・
まあ、マルチェロを追うのはともかく、何かわかった時に眠らされたから、何も覚えてないよ。
散らばる資料を見ても何もわからない。
マルチェロが資料を律儀に残してるとは思えないし。」
「そうなると七賢者の資料がある場所が頼りになるな。
したらリブルアーチか。不動産屋の回し者の犬がいた場所。」
あ、あの犬ですか。
マルチェロマダンテ一撃KOと前回話しましたが、まず凍てつく波動ありますからムリだとして・・・・・・
あの犬は確実にゼシカマダンテ一撃KOいけますね。
だから印象がない。
「ハワードさんのところ?七賢者の資料があるかしら。」
「末裔じゃないけどあるんじゃないかな?
あれだけの結界を張れたんだから。
ククールは兄を追うの?」
「あぁ、心配だ。きっと死んでるぜ。
ベホマ習得してないぜ、マルチェロ」
そりゃ習得してほしいですが、皆さんはどうですか。
ボス戦でベホマ使うマルチェロさん。
勝てないムリゲー化しません!?
裏ボスがHP半分減ると全回復するゲームみたいな!
倒し方1パターンしかありませんとか?
種族 外道マルチェロ一匹ならアリかな。
「そんなマルチェロといるクロノスが大変に違いない!!」
「初めてククールに同情した」
「使えない僧侶ってククールだけだと思っていたわ。」
「やっぱりオレの扱いなんだ・・・」
こんなやり取りを交わしながら、エイトたちはルーラで飛んでしまいました。
行き先のないククールは散らばる資料をかき集めます。
きれい好きですから、一応。
女性に嫌われたくないから掃除する男子。
(あぁ、二人とも死んでないといいんだがな。
マルチェロ、ザオラルしか覚えてない。
それにマルチェロは獣に違いない。
クロノスの貞操の危機が訪れている。)
「だから・・・ビューティーなオレがクロノスを・・・・・・
待てよ、ザオ
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