第3話 乗り越えるべき障害
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大和「父さんが情報系の仕事してて良くパソコン弄っててそれをたまに見てて興味持ってそれをこじらせたらここまでになった」
響希「じゃあ次、なんで俺の事を知っている?」
大和「貴方がちょうど襲われる二日前に日本に来てニュース見て知った、そっからは個人的に調べた」
響希「どうして俺の事を助けようとするんだ?」
大和「別に貴方だからって訳ではないとだけは最初に言っておくよ、ただ日本に来て住んでいる地域で殺人とか傷害とかあったら怖いから、調べて監視カメラ探っているうちに貴方にたどり着いてさっきの質問の答えで言ったように貴方の事を調べてああ、こんな奴もいるんだなぁ、正直同情みたいな感じで最初はそう思ってとりあえずDVD渡して帰ろうとした」
響希「日本に来る前は何をしていた?」
大和「日本で言う高校卒業程度までは学校に行っていた。そっからは色んな企業のコンピューターとかのセキュリティとかを管理する所に就いたけど『お前は仕事は誰よりも出来るが命令に従わない』って言われて1年でクビになって、ただ『お前の力は役に立つ、日本の方にお前の事を知らせたら仕事先を作ったからそこに行け』って言われてこの街に来た」
響希「…」
大和「質問は終わりか?」
響希「あ、ああ」
途中から恋心は戻ってきていたようだが呆然としていたみたいだ。斯く言う俺は背筋がゾクゾクとするような、寒気がした。そこにいる大和に対してもそうだが、手術の時の映像もあると聞いたからだ。
響希「すまない、もう一つだけあった。この目は…仕組まれた事だったって事なのか?」
大和「そうだ、詳しい説明は本人のいる前でやった方が早いと思う今すぐにでも連れてきて欲しい」
響希「…恋心」
恋心「わかった、呼んでくるねお兄ちゃん」
程なくして担当の先生が来た。
医師「どうかしたのかい?響希君」
響希「お聞きしたいことがありまして、僕の目の包帯を外す時何をしていましたか?」
医師「何って、包帯を外して検査したら異変を見つけたからすぐに手術を行ったんだよ」
大和「嘘だな」
医師「は?何を言うのかね?君は」
大和「嘘だと言ったんだ、お前は意図して響希の目を奪った。命令されたか?医師を操る程の絶対的な権力者にでも」
医師「何をデタラメな」
大和「証拠を出せっていうんだろ?なら見せてやるよ」
何やらパソコンを立ち上げ準備をしているようだ、多分さっき言った手術の時の映像を見せていたと思う。
大和「どうだ?よーく映ってるぜ、響希を睡眠薬と麻酔で眠らせてそのまま眼球に傷をつけている所がな。あ、それと前任の医師はお前を操っている奴によって別の場所に飛ばされた」
医師「お前…何者なんだ!!こんなこと…犯罪だぞ!!プライバシーの侵害だ!!」
大和「お前にだけは犯罪とか言われたくないが、そうかもな日本なら。でも
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