第3話 乗り越えるべき障害
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響希「沙耶さん?どうしたんですか?こんなに朝早くに」
沙耶「実は署の玄関の所に手紙があって、響希宛に」
響希「…また前のと同じ感じですか?」
沙耶「それが…何か違くて、ひとまず読んでみるね『藤原 響希巡査僕は君が受けた不幸を見ることが出来ます。それが何か知りたかったら、今日の昼貴方が入院している病院の受付前のロビーの椅子に座って待っていて下さい』…と」
響希「俺が受けた…不幸」
恋心「見ることが出来ますって、どういう事なんでしょうか?」
沙耶「それは私もちょっと分からないかな、ただもしかしたら罠とかかも知れないから用心してね、それじゃ私は署に戻るから」
沙耶さんは帰っていった、俺は迷っていたそれよりも怯えていたと思う。前のようになるのではないか?今度は本当に死んでしまうのではないか?…そんな事は知らない、俺は昼に言われた通りロビーに行った。恋心に連れて貰って、恋心はその場から少しだけ離れた所に居てもらった。俺は話を聞くか触らなければ分からない、そんな考えを持っていたら1人ぶつかってきた。その瞬間ポケットに違和感がした、そして俺は必死でそのぶつかってきた人の腕を掴んだ。
響希「すいません、私今目が見えないんです。そして連れが今受け付けにいて時間がかかるのですがすぐに病室に戻りたいので私を連れていってはくれませんか?」
ぶつかってきた人は合図のように掴んでいた所を1回上げて連れていってくれた。病室に着いてベッドに戻る時。
響希「貴方は何者ですか?俺のポケットに入れたのは何ですか?これは…CDか、DVDですか?」
その人物は無言だった、もしかして居ないのか?とも思ったが足音が聞こえなかったからここにいる。
大和「藤原 響希巡査僕は君が受けた不幸を見ることが出来ます。それが何か知りたかったら、今日の昼貴方が入院している病院の受け付け前のロビーの椅子に座って待っていて下さい」
響希「それは…やはり貴方だったんですね朝の手紙は」
大和「俺は北条 大和、こう見えてもアメリカ生まれのアメリカ育ち、いわゆる日系アメリカ人だ歳は今年で19歳。貴方に渡したのはDVD、中身は監視カメラの映像」
響希「は?」
大和「監視カメラの映像、貴方が襲われた時と目の手術を受けている時の映像だ」
響希「なん…で、そんなものを?」
大和「日本のセキュリティはザルだからな、簡単に侵入出来たさそれも一つも証拠も残さずな」
響希「ハッキングか?」
大和「その通り、おっとだからって逮捕するとかは無しだ。日本に来てからは今回しかして無いからな」
こいつは…何者なんだ?
響希「お前何者なんだ?」
大和「さっきも言ったじゃないか、日系アメリカ人だって」
響希「そういう事じゃなくて…なんて言うか一つずつ質問していく。何でハッキング出来るほどの知識を持っているんだ?」
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