第2話 幽霊屋敷?と過去
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ィナンド・弥生と申します、実際は弥生・ファーディナンドですが。イギリス人の父と日本人の母の元に生まれたハーフです。」
響希「それではお言葉に甘えさせて頂きます。」
と言った。その通りに俺は彼女と2人で話をしていた、この家のこと、いつもの生活の事、よく若者達が家の前まで来ていたことなど話してくれた、俺は仕事の事、妹の事、この家に入った感想など話した。そんな中彼女は少しトーンを低くして話を切り出した。
弥生「響希さんは私の両親の事を聞かないのですね」
響希「…正直遠慮していました。実は最初にここに来る前に御近所の方々にここの家の家族はみんな亡くなったと聞いていまして」
弥生「そうでしたか、気を使わせてしまい申し訳ありません。ただ…もしかしたら私も誰かに聞いて欲しいのかも知れません」
響希「そういう事でしたら、何も出来ないかも知れませんが聞くだけなら俺でも出来ます」
弥生「それなら…私が生まれると同時にこの家に住みました。お父さんもお母さんも私の事を大事にしてくれてました、仕事が忙しくてあまり一緒に同じ部屋で過ごす事は少なかったんですけど、一緒の時は本当に私の事もお互いの事もとても愛してくれました。そして仕事が休みの日家族揃って車ででかけていたんです。家にはすこしですが何人か使用人がいました。そしてその日その車で事故が起きてしまいました、両親は病院に着いた時に亡くなったそうです。私は何日か目も覚まさなかったそうです、起きた時にはもう私の足は動かなくなっていました。事故の時に足の筋を切った事と骨折した事で欠片が神経を傷つけたようでもう歩く事は出来ないそうです。それが高校に入る頃でしたので約4年前です。それからはずっと家の中に閉じこもってずっと意識を喪失していたかも知れません。そんな感じだったので使用人も今では天道だけになってしまったのです。幸い両親の貯金がかなりあるので今の所はこのまま住めるほどは持っています。ただ、今ではお父さんの仕事を勉強して少しずつお父さんの跡を継いでいます。実はこう見えても社長なんですよ?…大体このような感じです。」
彼女は少し涙を押し殺すような声で終始話していた感覚を持った。
響希(あぁ、似ているのかもなあ)
弥生「すみません、少し湿っぽい話をしてしまってご迷惑ではありませんでしたか?」
響希「いえ…弥生さんは今日あった俺にこんな事を話してくれるんですね、どうしてですか?」
弥生「それは…」
響希「いえ、無理に話さなくても大丈夫ですよその代わり…俺の話を聞いてくれませんか?」
弥生「…はい」
響希「ありがとうございます。俺の家はとりわけ仲が良かったとかお金持ちだとかそういうのはありません。普通のサラリーマン夫婦から生まれたのが俺です。その二年後に生まれたのが妹です。昔から俺は妹の事が好きでいつも忙しかった両親の
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