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普通の刑事の特殊な日々
第1話 初めての本格的事件
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うなんですか?でも放課後にも女性の刑事の方が聞きに来たんですけど多分同じ話をすると思いますよ?」
響希「そこのところは大丈夫です、それなりに報告し合っていますのできっと同じような質問はしませんので出来れば質問に答えて頂けますか?出来ればあまりこちらの質問への理由は聞かないで貰えれば助かります、こちらも仕事ですので」
蓮「あ、はい僕に出来ることがあれば何でも言っていただければ力になりますので」
響希「それはありがたいです。それではまずは生徒会に入った理由を教えて貰えますか?」
蓮「生徒会ですか?実際は会長になって生徒の上に立ち生徒達をいじめや暴力の無い良き道へと進めていきたいと思っていたのですが、現会長の恋心さんが会長に立候補すると聞いて自分の中で諦めちゃって副会長になったんですよ」
響希「なるほどご立派なお考えです。それでは次に移ります、被害者の生徒さんとは面識はありましたか?」
蓮「はい、彼とは高校に入って最初のクラスメイトでしたから何回か話す機会もと言うより友達関係でしたよ、しかし学年があがりクラスが変わるとほぼ話さなくなりました」
響希「そうでしたか、恋心…現会長の事をどう思っていますか?」
蓮「会長は素晴らしいと思います容姿鍛錬、成績優秀、文武両道、完璧だと思えるこれらを兼ね備えたこの人こそ会長にふさわしいと感じる僕が尊敬出来ると思える方です」
響希「そうですか、ではここからは少し事件に関する事を聞きます、被害者を見つけた時動揺して動けなかったと仰っていましたが、あそこは普段日差しが入らない場所なので電気をつけなければ死体すら見えない程でしたがその時電気をつけましたか?」
蓮「はい、電気は僕が先に入ったのでその時すぐに電気をつけて彼を見つけました」
響希「そうなのですか?しかしそれではおかしいですね、実はあそこの電気をつけるスイッチから指紋が一切検出されなかったんですよ、それはどうしてですか?」
蓮「あの時は確か見回りのあと校舎の周りのゴミを拾う仕事がありましたのでそのための手袋をはめていたんですよ」
響希「嘘ですね、実は放課後君が話をしていた時こっちは恋心に話を聞いて状況を話してくれましたが手袋をはめていたとは言っていないんですよ、その日確かにゴミ拾いはあったがその時は何もつけていなくて素手だったと」
蓮「しかし会長の見間違いである場合かも知れません」
響希「申し訳ありませんが恋心も衝撃的な体験をしたのでこの日の事は思い出してしまうほどだと言っていました、そして色々な事に気が回る恋心が前を歩いていた人の事を確認するのはほぼ癖のようなものです、なので間違えなどはありません」
蓮「…それで刑事さんは僕を疑っているのですか?ですがこれでは証拠というのはならないのでは無いでしょうか」
響希「そうですね、では証拠を提示しまし
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