ファンディスク:神話と勇者と断章と
コラボ・クロスクエスト〜六絶神が言っていた〜
ターン1
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白、黄、青だ。それぞれがそれぞれの特色を持つ。これらを組み合わせていくのも、戦略の一つだ。
……さて、ここからは実際に勝負しているところを見せた方が早いな……清文」
「ああ、いいぜ」
一応、昔使っていたデッキをそれなりに再現したデッキは組めた。秋也も同じであると見ていい。
お互いにデッキをプレイシートの右上にセットする。先ほどからコアが置かれている場所……『ボイド』から、五個のコアを、プレイシートの左下、その上段に置く清文。
「これが『ライフ』。相手のライフかデッキを0にすれば基本的には勝ちだ。たまに無効化してくるカードもいるけど」
「その下が『リザーブ』だ。使用できるコアはここからとる事になる。使ったコアやマジック、破壊されてしまったカードはこの『トラッシュ』に置かれる」
秋也は左下のリザーブ、右下のトラッシュをそれぞれ指し示す。
「初期手札は四枚だ。『バトスピ』だから四枚、と覚えると覚えやすいぞ。カードをデッキから引くことをドロー、という。これは覚えておいてくれ。そして先行をジャンケンで決めるんだが……」
「まぁ、レクチャーの意味もあるしなぁ。色的に俺だろ」
秋也が清文を見たので、清文も苦笑いしながら受ける。
「じゃぁ、はじめよう。バトスピの1ターンは以下の流れで進む」
清文はプレイシートに描かれた、『ターンシークエンス』を指示した。
「『スタートステップ』はターンの開始を宣言するターン。次の『コアステップ』は、ボイドからリザーブにコアを1個置くステップ。先行の第一ターンはこのコアステップと、後述のリフレッシュステップがないから注意してくれ」
「はい」
清文の言葉にユーリが頷く。
「で、次が『ドローステップ』。デッキからカードを一枚ドローする。次のリフレッシュステップは、トラッシュのコアをリザーブに戻して、行動が終わって『疲労』したスピリットを回復させたりするんだけど……初手じゃぁ誰もいないからな」
「ああ…」
「そして次からが本番、『メインステップ』だ。手札のカードを使って、場を整えていくよ。俺は手札から、{エクス・ムゲンドラ}を召喚」
清文の手札から、赤い鎧に身を包んだ、小型のドラゴンのカードが、フィールドに置かれる。
「この左上の数字が『コスト』。全てのカードにあって、ここに書かれている数字分、リザーブのコアをトラッシュに置かなくちゃいけない。エクス・ムゲンドラはコスト2だから、二個置かなくちゃだね」
そう言って、リザーブのコア二個をトラッシュに送る清文。
「で、スピリットやアルティメットにはコストの他に、『維持コスト』っていうのがある。この左にある三つの数字のうち、一番上の小さいのがそれ」
「え
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