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魔法少女リリカルなのは 〜最強のお人好しと黒き羽〜
第一話 小伊坂 黒鐘のプロローグ
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態でポケットに入っており、彼女一つで通信系やアプリなど、なんでもこなせる。
彼女がいない生活は本当に困ることだらけだっただろうと思うほど、俺のデバイスは優秀だ。
……なんて、自慢事しか言えないけど。
「休暇を魔法がない管理外世界で過ごせって言われた時は、本当に驚いたけどな」
俺は昨日からこの第47管理外世界/地球の極東地区・日本の海鳴市で三年の長期休暇を貰っている。
と言うのも俺は、様々な世界を管理する組織/時空管理局の職員として働いている。
魔法と言う力の才能があり、色々な理由と事情から管理局に所属し、色んな仕事をしてきた。
……のだが、6歳の頃から働いていたことがそろそろ問題視されてきたんで、表向きは長期休暇と言うことで中学生になるまでの三年間、俺は魔法が存在しない管理外世界で普通の学生として過ごすことが命令されている。
魔法が存在する世界で過ごすと、色々と面倒になるほど俺は魔法の才能があったから、らしい。
才能なんて言われても、それを実感したことはなくて、ただ色々できることができてそれを活かせる場所があっただけのことだと思ってる。
それにきっと。他にも俺の所属していた艦の艦長が俺の身体を気遣ってくれた面が大きいんだと思う。
何せ6歳の頃から魔法を使った訓練やら事件やらを経験して、育ち盛りの体に鞭を打ちすぎてたらしいから。
俺としては、自分はよくケガするな〜とか、睡眠時間とか食べる量が普通の人より多いな〜くらいに感じてたんだけど、医者とかに相談したらこってり叱られた。
うん、泣いたよ……恥ずかしながら。
とにもかくにも、俺は昨日から生活用品やら何やらを艦長が用意してくれたマンションの1部屋へ運び、荷解きを終わらせることができた。
心配症な上司や部下が多かったからか、気づけば大量の荷物が送りつけられていた。
うん、気に入られているのは嬉しんだけどね?
限度ってものがあると思うんだ(10歳の意見)。
服とか電化製品とか、衣食住で必要なものを必要以上に送ってくれたことは素直に嬉しんだけどね?
ただ性的な本がダンボール一つに敷き詰められていたのには、本当に怒ったよ俺。
お金に関しては艦長が定期的に送ってくれると言ってるし、俺自身も働いてただけあって心配はない。
料理は……うん、何とかします。
「それにしても、随分と綺麗な場所だね」
《ですね。 人柄が良い方ばかりで、皆親切です。 マスターが過ごすには最適な場所だと思いますね》
昨日は荷解きで一日が過ぎてしまったけど、今日は明日から通う事になる学校の手続きのために外出していた。
10歳の俺一人での手続きは何かと問題があるのか
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