第七十三話「暗闇から見たもの」
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この2人は俺に任せてくれ!」
「ッ! 分かった!」
理由は分からないが、完全に正気に戻っているようだ。
それに安堵しつつ、タガートはブランクの言う通りに、傷だらけのクレアの肩を担ぎ、退避の準備を済ませる。
「ブランク!」
退避するクレアが、ブランクを呼び止める。
ブランクは振り返らず、背を向けたままクレアの言葉を待っている。
そんなブランクにクレアはたった一言
「………無茶はしないでね」
と、告げた。
「……分かっているさ。…早く行くんだ」
そう言ったブランクの瞳は、未だ赤黒いままだったが、理性の光が確かに存在していた。
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