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Blue Rose
第二話 異変その十四

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「結構偏るかな」
「それはな」
「仕方ないよね」
「ああした食べものの常だからな」
「けれどそれでもなんだよね」
 優花はあらためてこうも言った。
「ああしたお店って美味しいんだよね」
「味が病み付きになる感じでな」
「合成着色料とか化学調味料とか言われてるけれど」
「摂り過ぎないといいんだよね」
「そうそう、まあそれはどの食べものでも言えて」
「偏食自体がよくないよな」
「そうなんだよね」
 こう龍馬に笑顔で言うのだった。
「結局のところは」
「そういうことだな」
「だからね」 
 それで、とだ。また言った優花だった。
「実はそんなに気にすることじゃないんだよね」
「ああしたところで栄養云々はな」
「いつもああしたところで食べるのはね」 
 そもそもという口調での言葉だった。
「おかしいから」
「普段は家でな」
「しっかりと食べる方がいいんだ」
「外食だとお金もかかる」
「そうだよ」
 このこともだ、優花は頭に入れているのだ。
「お金も大事にしないとね」
「優花ってお金のことにも細かいな」
「だって細かくしないと」
 それこそというのだ。
「お金はすぐになくなるから」
「だからか」
「そう、時々ならいいんだ」
 栄養面でも金銭面でもというのだ。
「外食自体はね」
「そういうことだな」
「うん、じゃあその時々をね」
「食いに行くか」
「あらためてね」 
 こうしたことを話してだ、そのうえでだった。
 彼等は共にだった、百貨店で遊んで楽しんだ。食事もして幸せを満喫していた。


第二話   完


                    2015・12・25
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