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Blue Rose
第二話 異変その十三

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「折角紹介してもらって悪いけれどな」
「そういえば龍馬はアクション系好きだよね」
「大きく動く作品がな」
「そうだったね」
「そういう作品で面白いの知らないか?」
「ちょっとそうした作品は」
 龍馬の今の問いにはだ、優花は困った顔になって返した。
「最近読まなくなったんだ」
「合わなくなったんだな」
「そうなんだ」
 こう言うのだった。
「だからね」
「それでか」
「最近詳しくないよ」
「そうか、趣味が変わったんだな」
「どうもね」
「前は御前もそうした作品読んでたな」
「ジャンプの漫画みたいな漫画もね」 
 アクションが派手な作品だ、ただしストーリー展開はワンパターンではないかという指摘もあるのがジャンプ作品だろうか。
「読んでたけれど」
「俺はやっぱりな」
「ジャンプなんだ」
「ああいう感じの漫画が好きなんだよ」
「ライトノベルもだね」
「そうなんだけれどな」
 つまりアクションのある作品が好きだというのだ。
「だから本当にな」
「こうしたライトノベルや漫画はなんだね」
「紹介してもらって悪いけれどな」
 それでもというのだ。
「自分で探すな」
「そうするんだ」
「これからな」
「じゃあ僕もね」
「御前が面白いと思う作品探すか」
「そうするよ」
 微笑んでだ、龍馬に答えた。
「これからね」
「じゃあそれぞれ探すか」
「そうしようね」
 こうして二人はそれぞれの好きな感じのライトノベルや漫画を探した。そして二人共数冊ずつ買ってだった。
 その後でだ、龍馬は優花に言った。本屋を出た後で。
「屋上行かないか?」
「スナックランドだね」
「それとな」
 さらにと言うのだった。
「ゲームするか」
「あそこ面白いゲーム多いね」
「ああ、だからな」
「ゲームもしたいんだ」
「ゲームもしたいけれどな」
「食べたいんだね」
「オムライスどうだよ」
 笑って優花に言ったのだった。
「あそこのな」
「いいね、あそこのオムライス美味しいよね」
「ああ、行こうな」
「他のお料理もいいしね」
「味がよくて量も凄くてな」
「しかも安いし」
「あんないいところ滅多にないな」
 笑って言う龍馬だった。
「安く食うのなら」
「そうだね、ただね」
「ただ?」
「栄養はね」
 優花はこのことはす押し苦笑いになって言うのだった。
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