第二十三話 入学テストその八
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「そうだけれどと」
「中華街、行ったことあるわよね」
「どうだったの?豚肉」
「やっぱり美味しいわよ」
にこりと笑うことができました。中華街大好きです。何でも横浜のそれはもっと大きいそうですけれど私は地元の中華街が大好きです。
「中華街の豚肉は」
「そうでしょうね、やっぱり」
「豚って何処でも食べられるんだっけ」
「声以外はっていうわよね」
確か沖縄の言葉です。
「耳だって美味しいし」
「内臓もね」
皆豚のことはよく知っています。ここで私はまた言いました。
「足だって美味しいわよね」
「ああ、あれ」
一人が私の言葉に笑顔で頷いてくれます。
「あれ美味しいわよね。醤油でじっくりと煮てね」
「あれ最高」
「もう如何にも中華って感じで」
「確か沖縄であったわよね」
何故か沖縄料理に詳しい娘がいます。
「足てびちだったっけ」
「あれも美味しいらしいわね」
「沖縄ってやっぱり豚なのね」
「沖縄の豚料理って美味しいのよね」
「そうなんだ」
沖縄の話になりましたけれど今一つわからないところがあります。そーきそばなんかは実家の近くにお店があって食べたことがありますけれどそれでも沖縄には行ったことがないので。どういったところかっていうとじかには知らないんです。残念ですけれど。
「私食べたことないのよね」
「私は一応は」
私が皆に言いました。
「あるけれど」
「神戸って沖縄料理のお店もあるのね」
「あるわ。少ないけれどね」
皆に答えます。
「それでも。本場は違うのかしら」
「どうかしらね。実際に行ってみないと」
「そうそう、わからないわよ」
こんな感じで話をしていきます。何か話をしている間に食べてみたくなってきました。余計に食欲が湧くって感じです。我慢できない程に。
「まあとにかくね」
「ええ」
「がっつりなのね」
「行くとしたらそこじゃないの?」
「っていうかよ」
また皆で話をしていきます。
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