暁 〜小説投稿サイト〜
幻奏破戒浪
半妖が見るは剣舞か争か
始まりの世界
相対するは半妖と少年
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強大な神威同士がぶつかり合い、砂埃を巻き上げ、地表を剥がし、巻き込まれた精霊を塵芥にする・・・!!















巻き上がった砂埃が晴れたときたっていたのは黒銀だった

黒「はぁ・・・はぁ・・・もう限界です」

そう言って倒れかけた黒を突然出てきた妖夢が支える

妖夢「お疲れ様でした」

カミトのほうを見ると彼も現れた精霊に支えてもらっていた

エスト「大丈夫ですかカミト?」

カミト「ああ、済まないなエスト」

エストと言う名前らしい
・・・エスト?どっかで聞いた気が・・・気のせいかな

黒「強いですねカミトさんは。正直限界でした」

戦って思ったことを素直に話す
するとカミトは

カミト「ばかいえ。あれが本気じゃないんだろ?」

と返してくる。
限界なのは事実だが、あれが全力ではないのも事実だ。しかし

黒「それはお互い様でしょう」

カミトもまた全力で挑んできているわけではないことを黒は分かっていた

カミト「ばかいえ。今の俺の全力だっての」

黒「フフフッ!そうですか!」

カミト「ああそうさ」

ああ面白い

黒「あなたといると本当に面白いことが尽きません。これからもよろしくお願いしますね」

カミト「黒に頼るような事態になるのは遠慮したいな」

本当に面白い。
やはりこの世界の中心はカミトだったか

カミト「そう言えば闘ってる間人が誰一人としてこなかったな」

黒「ああそれは私の持つ龍の力でまわりの天候を濃霧にしたので戦いを見ようとわたし達を探してる人達は大体迷って諦めました。それに人よけの結界的なアレもはっていましたし。十中八九人は来れないでしょう」

カミト「ちょっと待てお前龍なのか!?」

ヤベー口滑らせた。
ここでバレるのは都合が悪いがカミト相手に隠し通せるとも思わないしな・・・

黒「このことは誰にも言わないでくださいよ?」

カミト「分かった。誰にも言わないから、その怖い笑顔をやめよう?綺麗な顔が台無しだよ」

こうして黒が大事な秘密をうっかり漏らして少年と半妖の決闘は幕を閉じた
その後グレイワースに抗議しに行ったが黒は男子制服をもらえなかったとか















後日

カミト「あの最後の奴どうやったのかいい加減教えてくれてもいいんじゃないか」

黒「ですから二百由旬の一閃はただ相手の間合いに尋常ではない速さで飛び込み剣を振るっているだけだといってるでしょう」

仲良くなった学院最強と唯一の男子学生の姿が見られたという
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