第10章 エル・ファシル掃討作戦 前編
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を使ってまるで迫撃砲陣地が射撃を行っているところにヴァーンシャッフェ大佐自らが来ていると思わせモレッティをおびき寄せた。
さすがに不審に思ったモレッティは3日間待ち構えたが、結局4日目に偵察を兼ねてスポッターとともにその陣地へ向かった。
陣地を見ればなるほど、ヴァーンシャッフェ大佐と思わしき人物がいた。
そして距離500mまで接近して、完全に射程に収めた
そして引き金を絞った瞬間だった
2時の方向ちょい上のあたりの峰から12.5mm大口径狙撃銃の実弾訓練弾が隣にいたスポッターの伍長の頭をぶち抜き、続いてモレッティのスコープに直撃し、重症判定を食らった。
そこに待って待ってましたと言わんばかりに2人の若い兵士に取り押さえられ連れてこられたとのことであった
その後、デアデッケン大尉に詳細を聞いてみると
その12.5mmを放ったのは大尉で作戦を立案したのはもちろんシェーンコップ中佐だったらしい
大尉はモレッティが中佐を狙うまでに5秒とかからなかったと言っていたが、その相手に狙いをつけてスポッターをドロップアウトし、射手を負傷させた大尉の腕前も素晴らしいものだと感動したものだった。
かくして、我々ローゼンリッターを含めたエル・ファシル掃討作戦部隊は訓練を終了し宇宙歴792年 11月20日 ハイネセンを出発した。
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