第2章:埋もれし過去の産物
第32話「集合」
[10/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だ小鴉。彼奴は封印されていたのは、おそらくエグザミアを制御できないからだろう。彼奴自身、エグザミアの暴走を抑えようとはしているようだがな。」
半暴走と言うのはそこから来ているのだろう。
「....さて、大体の事は分かったから、次はU-Dの対策を考えたいと思う。....まず、具体的なスペックを知りたいが...。」
「こちら側で分かった事は、“魄翼”と呼ばれる翼のような魔力の塊で様々な攻撃と強固な防御が行えること。貫通力の高い魔法でも貫けない防御魔法。圧倒的魔力量。....そして、AAAランク級の魔導師三人がかりでも一切敵わなかったという事実だけ。...あのトリプルブレイカ―並の威力を喰らって無傷だったしね...。」
一番の問題点はそこだな。
あの圧倒的殲滅力と防御力。...さらにはあれで全力じゃないと来たもんだ。
「...先にやばい点から言っていいか?...僕が最後にやられそうになった時、まだ彼女は70%の強さらしい。彼女自身がそう言っていた。」
「なっ....!?」
....あー、うん。驚くようなぁ...当然。
あれだけ圧倒的強さを誇っておきながら全力ではないんだから。
「...優輝、あなたは最後まで戦って、その観察眼でどこまで分かったかしら?」
「....そうだな。まず、魄翼による攻撃は並大抵の防御魔法じゃ絶対に突き破られる。どこまで強固な防御魔法なら耐えれるかは分からないが...。そして、防御力の方だが...これはSランク級以上の砲撃魔法などなら、通じる可能性はある。」
「S級以上....最低ラインが恐ろしく高いな...。」
椿の言葉に、僕が思ったスペックを述べるが、自分で言っておいて最低ラインが高すぎると思う。....でも、これだけじゃないんだよなぁ...。
「....問題は防御魔法の方だ。...あれ、純粋な火力だと僕がやった武器の爆発ぐらいの威力を出さなきゃ、通用しない。....通用しても“ちょっと痛かった”だし...。」
「あのトリプルブレイカ―並の威力でか!?...いや、むしろ無傷じゃない事を喜べばいいのか..?」
そう言えばさっきトリプルブレイカ―並の威力でも無傷とか言ってたっけ?
....一応、効いてはいるんだけどな...。
「あの防御魔法を破るには、魄翼をどうにかしてから防御魔法の術式を壊さなければ無理だろう。僕がやったあの爆発は多対一には向いてないし。」
尤も、あの威力を出そうとすると必然的にあれぐらいの爆発は起きるだろうけど。
「....この中でU-Dの防御を破れると確信できる術を持っている奴は何人いる?」
クロノの言葉に、僕、緋雪、ヴィヴィオ、アインハルト、フローリアン姉妹、織崎が手
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ