暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第20話「代表決定と和解」
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雑だな。

「そういえば一応聞いておきたいんですけど、織斑先生との関係は...。」

「ん?幼馴染だけど...。」

  敬語がなくなってるって?一応、勤務外時間だからいいんだよ。

「や、やっぱり....!」

「....どうした山田先生。なぜそんな化け物を見るような目で見る?」

「あ.....。」

  俺と千冬をそんな目で見てしまった山田先生は、千冬にアイアンクローを喰らった。

「それにしてもユーリ、強くなりましたよね〜。」

「ああ。ユーリちゃん自身、勝とうと思ってたみたいだしな。」

  山田先生の悲鳴をBGMに、アミタ達と雑談を始める。

「あぁ、会社のマスコットがどんどんと高嶺の花に...。」

「なに言ってるんですかキリエ...。」

「ははは。まぁ、ユーリちゃんなら大抵は分け隔てなく接してくれるけどな。」

  邪な考えさえ抱かなければ...だけど。

「...ま、皆と親しくなれてよかったって思ってるよきっと。」

「...そうですね。」

「そうよね〜。」

  IS学園に来てよかった。...そう、ユーリちゃんにも思ってもらえたら嬉しいな。

「あいたたたたたたた!織斑先生!無理!無理です!」

「...ふん、不用意な発言は控えるようにな。」

  ...と、千冬の方も終わったみたいだな。

  この後は、大人組としてささやかに盛り上がった。





       =秋十side=



「篠咲弟、後で話がある。」

  パーティーも終盤に差し掛かった頃、なぜか千冬姉に呼ばれた。

「...?分かりましたけど...。」

「場所は...そうだな。お前たちの部屋、1024号室だ。」

「えっ?桜さんは....。」

「んー?俺は席を外しとくよ。」

  そう言って一度桜さんは千冬姉に近づき...。

「(....決心したんだな?)」

「(...ああ。)」

  俺には聞こえなかったが、何かを言ったみたいだ。千冬姉も頷いていた。

「...一体なんの話なんだ...?」

  気になる...が、桜さんも分かっている事だ。
  きっと、悪い話じゃないだろう。

「...さて!そろそろパーティーは終了だ!きっちりと片づけるようにな。」

  千冬姉がそう言って、皆パーティーの片づけを始める。

「(...話...か。)」

  千冬姉とまともに話をしたのって、いつだったっけな...?







「篠咲、入るぞ。」

「..っと、そういう訳だ。俺は席を外す。」

「はい。」

  千冬姉が入ってくると同時に桜さんは席を外す。

「.....
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