第2章:異分子の排除
第20話「代表決定と和解」
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「かなりの高評価!これはますます頑張らないとだね、ユーリちゃん!」
「あぁぁ...!恥ずかしいですー!」
赤くした顔を両手で覆うユーリちゃん。
そんなユーリちゃんを、周りの人は皆微笑ましそうに見ていた。
「じゃあ最後に専用機持ちで写真を撮るよ!さぁ、寄って寄って!」
「え?えっ?」
「秋兄!一緒に撮ろ!」
困惑するユーリちゃんに、結構ノリノリなマドカちゃん。
セシリアと簪ちゃんも戸惑いはしたが、写真に写るように寄ってきた。
「ほら、ユーリちゃん。」
「あっ...さ、桜さん!?」
まだ困惑していたユーリちゃんの手を掴んで引き寄せる。
...周りから黄色い声が上がったけど無視だ。無視。
「じゃあ撮るよー。はい、チーズ!」
その言葉と共にシャッターが切られる。
なお、その瞬間に周りにいた女子が何人か写真に写ろうとしていた。
...まぁ、記念だしいいか。
「...っと、俺、少し席を外すわ。適当に楽しんでおいてくれ。」
とある集団を見つけたので、俺は席を外す。
そして、その集団の方へ歩いて行く。
「よっ。」
「あっ、桜さん。」
その集団は、所謂教師組。
今は一組と四組が集まっているので、それぞれの担任、副担任もいるって訳だ。
つまり、千冬と山田先生の他にアミタとキリエもいる。
「なんだ、あそこの集団にいなくていいのか?」
「いやー、せっかくだから俺も年上組にってな?」
別に秋十君達と一緒にいてもいいが、こっちもこっちで面白そうだ。
「アミタとキリエはちゃんとやれてるか?」
「ええ、まぁ、まだ慣れてませんけど。」
「私は結構楽しいわよ〜。」
アミタとキリエはグランツさんの娘で、会社には実は所属していない。
ほぼ所属しているように見えるが、それは女尊男卑によって居場所を失いかけたグランツさん(それとジェイルさん)を保護する時に、家族も...という訳で保護していただけである。
つまり、仕事がなかった訳だ。
だから今はIS学園の教師をしている。
「お知り合いなんですか?」
「パパの友人だからね〜。パパの仕事関係で結構お世話になったし。」
「あの時はありがとうございました。」
グランツさんを雇って保護した時の事を、アミタは改めてお礼を言ってくる。
「今更いいよお礼なんて。うちもうちで社員が欲しかったし、間が良かったんだよ。」
「いや、でも私達だってこうやって教師に...。」
「...俺はクラスは違えど生徒だけどな。」
...うん、なんだこの関係。俺は恩人だけど生徒って...複
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