暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第20話「代表決定と和解」
[7/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「かなりの高評価!これはますます頑張らないとだね、ユーリちゃん!」

「あぁぁ...!恥ずかしいですー!」

  赤くした顔を両手で覆うユーリちゃん。
  そんなユーリちゃんを、周りの人は皆微笑ましそうに見ていた。

「じゃあ最後に専用機持ちで写真を撮るよ!さぁ、寄って寄って!」

「え?えっ?」

「秋兄!一緒に撮ろ!」

  困惑するユーリちゃんに、結構ノリノリなマドカちゃん。
  セシリアと簪ちゃんも戸惑いはしたが、写真に写るように寄ってきた。

「ほら、ユーリちゃん。」

「あっ...さ、桜さん!?」

  まだ困惑していたユーリちゃんの手を掴んで引き寄せる。
  ...周りから黄色い声が上がったけど無視だ。無視。

「じゃあ撮るよー。はい、チーズ!」

  その言葉と共にシャッターが切られる。
  なお、その瞬間に周りにいた女子が何人か写真に写ろうとしていた。
  ...まぁ、記念だしいいか。

「...っと、俺、少し席を外すわ。適当に楽しんでおいてくれ。」

  とある集団を見つけたので、俺は席を外す。
  そして、その集団の方へ歩いて行く。



「よっ。」

「あっ、桜さん。」

  その集団は、所謂教師組。
  今は一組と四組が集まっているので、それぞれの担任、副担任もいるって訳だ。
  つまり、千冬と山田先生の他にアミタとキリエもいる。

「なんだ、あそこの集団にいなくていいのか?」

「いやー、せっかくだから俺も年上組にってな?」

  別に秋十君達と一緒にいてもいいが、こっちもこっちで面白そうだ。

「アミタとキリエはちゃんとやれてるか?」

「ええ、まぁ、まだ慣れてませんけど。」

「私は結構楽しいわよ〜。」

  アミタとキリエはグランツさんの娘で、会社には実は所属していない。
  ほぼ所属しているように見えるが、それは女尊男卑によって居場所を失いかけたグランツさん(それとジェイルさん)を保護する時に、家族も...という訳で保護していただけである。
  つまり、仕事がなかった訳だ。
  だから今はIS学園の教師をしている。

「お知り合いなんですか?」

「パパの友人だからね〜。パパの仕事関係で結構お世話になったし。」

「あの時はありがとうございました。」

  グランツさんを雇って保護した時の事を、アミタは改めてお礼を言ってくる。

「今更いいよお礼なんて。うちもうちで社員が欲しかったし、間が良かったんだよ。」

「いや、でも私達だってこうやって教師に...。」

「...俺はクラスは違えど生徒だけどな。」

  ...うん、なんだこの関係。俺は恩人だけど生徒って...複
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ