―パートナー―
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地に送り、《セブン・ソード・ウォリアー》は《究極恐獣》を一太刀のもとに斬り捨てる。さらにショックを受けたような剣山の前に立ちはだかり、ただ俺の命令を待つ。
「バトル。セブン・ソード・ウォリアーで、剣山にダイレクトアタック! セブン・ソード・スラッシュ!」
「ぐあああっ!」
明日香・剣山LP6000→3700
こちらのライフポイントがまだ8000にもかかわらず、あちらのライフポイントはすでに半分を切った。フィールドにも何もなく、どう見てもこちらが有利な局面だ。
「やったね、遊矢様!」
「……ターンエンドだ」
すっかり最初からパートナーだったような感じになっているが、それでも息が合っていることは確かで。どこか釈然としない思いを感じながらも、俺と剣山は《パートナーチェンジ》に対応してしまっていた。……残るは。
「私のターン」
――何故かトーナメントに熱狂していた観客が、明日香のその一言によってピタリと止まる。まるで冷水でも浴びせられたような光景に、当のこちらは凍らされているようだ――と思いながら、遂に明日香のターンへと移る。
「ドロー」
今まで実質ターンが回って来なかったということは、つまり手札は他のメンバーと違って潤沢ということで。ドローしたカードを含めた全ての手札を眺めながら、明日香は一瞬だけ思索するような表情を見せる。
「私は速攻魔法《サイクロン》を発動!」
「あっ……!」
明日香が発動した一枚の汎用カードに、レイが驚いたような、しまったというような声をあげる。レイの自作自演コンボの中核を成すのは、永続罠《パートナーチェンジ》――つまり、そのカードが破壊されてしまえば、まずそのコンボは瓦解してしまう。それを対策したカードは恐らくまだデッキの中であり、明日香の旋風は為すすべもなく、俺たちのフィールドへと襲いかかった。
……そして旋風が吹き飛ばしたのは、俺のフィールドに残っていたリバースカード。剣山の大型モンスターを警戒して最初のターンに伏せたものの、使うタイミングが訪れなかった《ガード・ブロック》だった。
「な、なんで……」
「……さっきのデュエル」
《パートナーチェンジ》ではなく、正体不明だったリバースカード。予想外の《サイクロン》の行き先に、レイが口から勝手に出たように、しかしはっきりと疑問の声を発する。それに明日香は俺とレイに向かって、不敵な笑みとともに返してきていた。
「引き分けなんて私の性に合わないから。決着をつけましょう、遊矢」
「…………」
このタッグデュエル大会を前にした、先の俺と明日香のエキシビションデュエル。《パワー・ツール・ドラゴン》と《サイバー・エンジェル−弁天−》の激闘により、引き分けによって
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