―パートナー―
[2/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
た。
「これでわたしはターンエンド」
「まだどうなったかイマイチ分からんザウルスが……とにかく負けないドン! オレのターン、ドロー!」
剣山らしい解決方法を見せながら、次なるターンは剣山のターン。勇ましくカードを引くと、一枚のカードをデュエルディスクにセットする。
「まずは魔法カード《アースクエイク》を発動ザウルス! フィールドのモンスターを全て、守備表示にするドン!」
フィールドのモンスター全て、とはいうものの、剣山のフィールドにモンスターはおらず。俺たちのフィールドに存在する、《ミスティック・ドラゴン》に《ミスティック・ベビー・ドラゴン》が効果を受ける。俺がセットした裏側守備表示モンスターは、効果を受ける以前にそもそも守備表示だ。
「そして《始祖鳥アーキオーニス》を召喚! さらに《超進化薬・改》を発ドン!」
すぐさま発動された《超進化薬・改》により、《始祖鳥アーキオーニス》がリリースされていく。その効果は鳥獣族をリリースすることで、手札から最上級モンスターを特殊召喚する、という効果。
「来い! 《究極恐獣》!」
レイも先のターン、あっさりと最上級モンスターをフィールドに出してみせたが、そもそもそれは剣山の領分であり。剣山もレイに対抗するかの如く、恐竜族でも有数の《究極恐獣》を召喚してみせる。攻撃力は《ミスティック・ドラゴン》の方が上だが、それは《アースクエイク》で対策済みであり。
「この恐竜さんは、全てのモンスターに一回ずつ攻撃できる効果を持ってるんだドン! バトル、アブソリュート・バイト!」
こちらのフィールドにいる三体のモンスター。それらが全て《究極恐獣》の標的であり、その名に違わず噛み砕かんと迫るが、その口が噛み砕いたのはまずはモンスターではなく。
「やらせない! リバースカード、《和睦の使者》を発動!」
伏せていた二枚のリバースカードのうち一枚、《和睦の使者》が《究極恐獣》の攻撃を防ぎきる。いくら全てのモンスターに攻撃出来るとはいえ、こちらのモンスターを戦闘破壊から守る《和睦の使者》には及ばない。
「くっ……だけど、《ミスティック・ドラゴン》だけは破壊させてもらうザウルス! メイン2、魔法カード《シールドクラッシュ》を発ドン!」
「《ミスティック・ドラゴン》!」
《和睦の使者》で防げるのは、あくまで戦闘破壊に対してのみ。相手の守備表示モンスターを破壊するカード《シールドクラッシュ》には手も足も出ず、最も守りたかった《ミスティック・ドラゴン》は破壊されてしまう。
「よし、ターンエンドン!」
「……俺のターン、ドロー!」
まだ明日香のターンが来ていないが、とりあえず一巡して俺のターンへと戻ってくる。こちらのフィー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ