暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第22話 「従妹は思春期」
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ブツブツ言ってるんだ?」
「な、何でもないよ!? シュテルとのデートで失敗でもしたら色々と心に刺さるようなことを言われるんだろうなって思ってただけで。うん、本当に他意はないから!」
慌ててるのもあれだが……他意なんて言葉が出ると他意があるように思えてならないのだが。
とはいえ、俺自身考え事をしていた意識を割いていたし、周囲から聞こえてくる音でユウキの独り言を聞けたわけではない。
証拠もないのに問い詰めるのもあれだし、ユウキは割と拗ねやすかったりする。それにユウキが何を言っていたのか気になるかといえば、そこまで気になるわけでもない。ここは流しておいたほうが何事もないだろう。
「そんなことより早く八神堂に行こうよ。T&Hとは違ったデュエリスト達がたくさん居るだろうし、せっかく自由な時間が多い生活を送ってるからね。思いっきりデュエルを楽しみたいよ」
「そうか、なら八神堂に着いたら別行動だな」
「何でそうなるの!? 僕は今日が初めてなんだから一緒に居てよ!」
「いや俺もデュエルしたいし、お前を置いて別のところに行くつもりはないから安心しろよ」
本当はこっそりといなくなるつもりなんじゃないのか、とでも思っているのか、ユウキの目は俺に対する疑いを持ったままだ。また唇が若干尖っているところを見るに何かしら文句があるのかもしれない。例えば……「ショウって何でそういう言い回しばかりするかな。そんなんだから友達が増えないんだよ」とか。
「何か言いたいことでもあるのか?」
「別に……ただ置いて行ったりしたら怒るからね」
「しないって言ってるだろ。急な用事が出来た場合は別だが」
「そういうときも一言声を掛けてからにしてよ」
「はいはい」
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