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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL10 学校での出来事
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に高校でも入学式がある様に中学でも入学式があるのは当然だ。

「たまたま持っていたバックがぶつかっちゃたみたいで、それで文句を言われているうちに逃げられなくなっちゃって、助けを呼ぼうにも怖くて………そんな時零治先輩が来てくれて………本当に助かりました」

そう言うと改めて頭を下げる女の子。ここまで何度も頭を下げられると、こっちが何かした様に見られそうだ。

「もういいって。それよりもえっと………」
「あっ、私白斗わかばと言います」
「わかばちゃんか。よろしくね」
「はい!………あっ、生徒会の役員会議の時間だ!!すみません先輩、これで失礼します」
「あっ、ああ………」

わかばちゃんは頭を下げてさっさと行ってしまった。

「生徒会って忙しそうだな………それにしても先輩かぁ………いい響きだ」

今まで言われた事のない呼び方に感動していると3人の視線を感じた。

「「「………」」」
「な、何だよ………?」

ジト目で俺を見る3人。
悪い事はしてないはずなのに、後ろめたさを感じる。

「レイ、デレデレだったね〜」
「先輩と言った年上の雰囲気が全然ありませんでした」
「全く、情けない………」

「だから保護者か!!……別にデレデレなんてしてないよ。ただ女の子から先輩って言われたのがちょっと嬉しかったって言うか………」
「?レイは今まで何て言われてたの?」
「兄貴」

そう言うと3人は、何とも言い難い微妙な顔をした。

「………言いたい事は分かるが、決して俺は違うからな!」
「分かっている。レイ、今日の夕餉はレイの好きな物で良いぞ」
「同情もいらねえよ………豆腐ハンバーグ」
「何で豆腐?レイってお肉駄目な人じゃないよね?」
「豆腐ハンバーグをバカにするなよ、凄い美味しいんだからな」
「豆腐ハンバーグか………確かまだ作った事が無かったな。ふっふっふ、腕がなる………」
「王、やる気の様です」
「これは夕飯が楽しみだ………」

その後、俺達4人はディアの買い物に付き添ってから帰った。夕飯はとてつもなく美味しかったと伝えておこう………






「くそっ、可愛い女の子の子といちゃいちゃと………見てろ………」






翌日。

「おはよ〜」
「………」

朝、15分前に学校に着いた俺は教室に入ると同時に挨拶をしたが、誰も返してこない。

(うん、やっぱりビビられてるな)

今いるクラスメイトの様子を見ると誰もが関わりたくないと言った様子だ。やはり、俺の過去を知られてしまったのだろう。

「まあ、いっか」

この学校にはちゃんと俺の事を理解してくれている人もいる。今はそれだけ
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