大舞踊演舞
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る。かなり酔っぱらっている様子で。
「ユキノの命は私が預かっておる!!ユキノは人魚の踵がもらう!!異論は認めん!!」
「「「「「何ーっ!?」」」」」
「え・・・えぇ!?」
カグラさんのまさかの発言に驚く剣咬の虎の面々とユキノさん。そして、それを聞いた瞬間、一人の少女がユキノさんに飛び付く。
「じゃあソフィアが何してもいいってことだよね?カグラさん!!」
「あぁ。もうどこにもいけないくらいすごいことしてやれ」
「了解!!」
「え!?ちょっと!!」
そういってユキノさんの体をまさぐり始めるソフィア。もちろんそれに対し、男性陣は皆釘付けだ。
「あいつ!!いつの間にあんなところに!!」
それを見たグラシアンさんがユキノさんを救出するために走り出す。それに同調するように、スティングさんがカグラさんに歩み寄る。
「ユキノに何してんだおい!!」
「マーキングに決まってるじゃん!!」
ユキノさんからソフィアを引き剥がしたグラシアンさん。ただ、ソフィアも諦めるつもりはないらしく、取っ組みあいになっている。
「あんた酔ってるだろ?」
「うるさい!!ユキノはマーメイドのものだ!!」
火花が出るのではないかと思うほどガンを飛ばし合っている両ギルドの代表。しかし、話はさらにややこしい方向へと移動することになる。
「待てーい!!それはうちも黙ってられんな!!」
「漢だな」
「そうよ!!流れ的にうちに入るって感じじゃない!?」
「おう!!」
「ジュビア的にはグレイ様の嫁候補はこれ以上要りませんが」
「キャラ被ってるけど」
ややこしい方向に持っていくのはもちろん我らが妖精の尻尾。リサーナさんだけは、ユキノさんの色々とキャラが被っていることもあり、少々複雑そうではあるが。
「いいや」
「あなたのような美しい女性は」
「僕たち青い天馬に入ってこそ」
「輝くぜ」
続いて乱入してきたのは美男美女が揃っている青い天馬。
「そういうことなら、蛇姫の鱗もユキノ争奪戦に参加しよう」
「張り合ってどうする」
「男くせぇギルドに一輪の花ってのも魂が震える!!大会はどうでもいいが、この戦いだけは絶対勝つぞ!!」
「「「「「フォー!!」」」」」
すると続々とユキノさんの争奪戦に名乗りをあげる一同。よく見ると、マスターたちもやる気満々だ。
「マスターたちまで・・・どうしよう・・・」
「“愛”だね」
アタフタしているウェンディとなぜか楽しそうなシェリア。みんな自由過ぎて、正直大丈夫なのかと思ってしまう。
「「「「「うおおおっ!!」」」」」
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