14.火花を散らす二人。
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ぞ、お前ら」
マルチェロは客を0.1秒で認識し、メラゾーマをぶち込みました。
しかし、メラゾーマは反射され、建物内で燃えます。
やめないか、資料が燃える!!
「わっははは!!
メラゾーマにしか能がないマルチェロなど、ミラーシールドで事足りる!!」
「エイト、それ、回復呪文も弾き返すんじゃねえ?
素直にスクルトにしろ」
来客エイトに冷静なツッコミ対応のククール。
クロノスの方はゼシカと話し込んでいる。ガールズトークだ。
何故かマルチェロとエイトは火花を散らしている。
建物崩壊の危機。
ククールはクロノスとゼシカに外で待機してもらい、扉を閉めました。
「エイト、何しに来たんだよ・・・ゼシカまで連れて。
まさか、姑さんに追い出された・・・」
「貴様、結婚していたのか。頼りがいのない顔で」
マルチェロは極悪人すぎる顔ですから嫁はいるんですか?
一応恋愛になるはずのこのストーリーですら怪しいマルチェロさん。
このまま、女神に捧げる体として生涯を終えたら・・・恋愛要素ないですね!!
「頼りがいのない?
マルチェロさんはハゲで極悪人顔で僧侶のくせにザラキでベホイミだから嫉妬ですか。
醜いな〜男の嫉妬って。」
「いや、エイトはゼシカ以外の女を知らないとは視野が狭いぜ。
オレなんて数えきれない視野を広げ・・・・・・」
二人を和ませるはずの台詞が何故か怒らせたようで、グランドクロスとドラゴンソウルを向けられている。
顔色は青を通り抜けた。
「私が恋の一つもしたことがないと?
どの視点から物をみている?
元聖堂騎士団の中で悪人の私が、規則を破り恋をしているという発想はないか。
ククールが言うように視野が狭い男だ。
ゼシカという名前だったかな。妻が不幸だな」
「へぇ〜恋したことあるんですか〜
男だらけの修道院で?
あ、ククールが男同士抱きつくのは珍しくない的なこと言ってたな〜
まさか、ホモ?」
ククールは焼かれる刻まれる潰される覚悟で、止めに入った。
話が進まん!!
マルチェロの恋は気になるが、ククールはそれはないだろうと勝手に決めつけている。
「ここに来た理由ね・・・
ククールには言ってもいいけど、マルチェロさんには嫌だ。
マルチェロさんの目的次第だ」
「なぜ貴様ごときにいう必要がある。
まずは貴様から吐くべきだろう」
「指名手配犯がでかい態度ですね。
ニノ司祭につき出しますよ?
ククールとクロノスは脅されていたと言っておきます」
ククールは放心状態で立ち尽くした。
この二人、手がつけられない。
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