第16話「ごうりゅう」
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ったし。
「...私はモールを出た後、必死に逃げながら駅まで行きました。...けど、そこで足を怪我して...駅長室に篭って凌いでたら、蘭先輩がやってきて...。後は蘭先輩について行きながら一度モールに戻って、そしてここへ来ました。」
「あ、ちなみにモールに寄った時に学校に遼がいる事に気付いて、ここに来るまでに一度遼の家に泊まらせてもらったし。」
ちょ、勝手に俺の家使ったのかよ...。
まぁ、今となってはそんなの構ってられないけどさ。
「遼ったら隠し武器一つも持って行ってなかったでしょー。」
「隠し武器?....あ。」
完全に忘れてた...。まぁ、十分武器はあったからよかったけど。
「にひひ。色々拝借しちゃった。」
「お前な....。まぁ、いいけどさ。」
あの家は武器庫としては使う気はもうないからな。
仮拠点には使えるけど。
「...あー、そろそろいいか?それぞれがどういう関係か知りたいんだが...。」
ここで、ようやく胡桃がそう言った。
「おっと、悪い悪い。...悠里もそろそろ戻ってくるし、話しておくか。」
俺たちが戻って来た時いなかった所から見るに、菜園の手入れがまだ終わってなかったのだろう。...だとすると、もうすぐ帰ってくるはずだ。
屋上から俺たちの様子も見てたから大丈夫だと分かってるだろうし。
「ただいま。」
「...っと、戻って来たか。」
噂をすればなんとやら。悠里が屋上から戻ってきた。
先生と由紀はまた個別に伝えておこう。
「じゃあ、自己紹介しておくね。私は槇村蘭。遼のクラスメイトだよ。」
「二年B組の祠堂圭です。...美紀の友達です。」
「ちなみに蘭は俺の親父に鍛えてもらった事もあって、滅茶苦茶強いからな?」
主に徒手空拳が強い。ゾンビも素手で何体か殺っているだろう。
「ちなみに、はい。これらが私が入手してきた武器。」
そう言って蘭はバッグから俺ん家の隠し武器と、おそらく警官のゾンビから奪った銃と弾を取り出す。
「うお、武器ばっかり...。」
「音が大きいからサプレッサーが付けられる奴しか使えないけどね。」
「囮としては使えるだろ。それでも俺か蘭しか使わないが。」
胡桃以外奴らとあまり戦えないしな。
胡桃も囮になるほど、多数とはやりあえない。
「...と、由紀や先生も戻ってくるし、これらの武器は隣の部屋に持っていっといてくれ。俺の持ってきた武器もそこにある。」
「オッケー。」
そう言って蘭は武器を持って隣の部屋に行った。
「...さて、どこから話して行けばいいか...。」
「.....?」
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