第16話「ごうりゅう」
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ちゃった。
〈うぁ〜....。〉
「ほら!集まってきましたよ!」
「....走るよ!」
なんかいっぱい集まってきたので、遼の所まで突っ走る。
「どうしてこんな事に...!」
「ごめーん!!」
門を通り過ぎ、そのまま遼の所まで辿り着く。
....あ、遼も引き攣った顔をしてる。
「お前...なんで連れてきてんの?」
「....ごめん。」
とりあえず、撃退するために迎え撃つ。
私は腰に差しておいたバールを構え、遼は刀....刀!?
「遼!それどこで...?」
「学校までにあるどっかの家で手に入れた!ちなみに模造刀だ!」
「なんだ、本物じゃないんだ。」
本物だったら凄かったのに。
「なんで二人共そんな気楽なんですか!?」
「慣れだ。」
「慣れだね。」
圭ちゃんも少しは慣れていると思うけど。
「数は...ざっと数えて20って所?」
「なんだ、楽勝じゃないか。」
「....だね。」
遼一人だけでも50は無双できそうだし。
「一人ノルマ10体!いいな!」
「オッケー!」
門から入ってきた奴らに向かって私達は駆け出す。
「おらっ!」
「はっ!」
それぞれの武器を一振りするだけで一人、そのままの勢いで回し蹴りを繰り出しさらに一人。
「おらっ!まとめて死に晒せ!」
〈〈グギャッ!?〉〉
「はいはいどーん!」
〈〈ギッ!?〉〉
今度は積み重ねるようにゾンビを地面に倒し、その上からまとめて頭を潰して倒す。
頭の骨を潰して色々と飛び出すけど、(SAN値は)きっと大丈夫!
「....いやぁ、ゾンビは強敵だったね!」
「長く苦しい戦いだった...(ゾンビが)。」
久しぶりに遼と連携を取れたからあっという間にゾンビ達は全員倒してしまった。
ネタゼリフを言える程余裕だったしね!
「さて...まぁ、中に入ってからにするか。話は。」
「そうだね。じゃあ、圭ちゃーん。中に入るよー....って圭ちゃん!!」
圭ちゃんの方を見ると、後ろから学生服を着たゾンビが近づいてくるのが見えた。
まずい!圭ちゃんは気づいてない....!
「っ....!」
咄嗟に遼が走りだし、腰に差していたナイフを取り出す。
「シッ!!」
〈ギ....!?〉
遼は圭ちゃんを庇うように立ち、すかさずゾンビの頭をナイフで斬りつけ、絶命させた。
「よ、よかった....。」
「あ、ありがとうございます...。」
私だけでは反応しきれなかった...。さすが遼だね。
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