第1話
ep.006 『赤く染まる幼い少女編 4』
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
》ホォホヒフェイヘーファヒヘフハハフホファファハハファヒィ。」
顎を掴まれ、頬を押し込まれているので、上手く喋れていない。
「一応、試しておくか。」
手を顎から離し、地面を踏み込む。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
。
何も起こらない。
「本物か。」
頬をなでながら、
「うん。見ただけでも、相当なものだよ。」
今度は地面をなでながら、
「第0学区でも最近事件があったから住宅街の電灯みたいな勢いで、支配区とかはJAIM製の柱で守られているけど、ここはそれ以上にJAIMを使っていると思う。」
向子がいう事件というのは、地上から来た学生が地下で起きている『ケンカをなだめる』と称して、超能力者並みの空気大砲を第0学区の象徴ともいえる中央タワーに砲撃したという話だ。
話戻り、
「ここまでいくとどんな能力でも発動不可能だろうねぇ〜。」
話を聞いた夢絶は、自分たちと同時に落ちて来たであろう銃を拾った。
「とりあえずは、降りるぞ。」
そう言って、辺りを見回す。
「この感じだと、歩いていくしかないのぉ〜?」
この部屋の扉に向かっている夢絶に言う。
「そうだな。 もう能力も使えんし、お前も何か武器をっ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
言葉が詰まった。
「何やってんだ?」
夢絶が問う。
そこには足を延ばし、両手を真直ぐとこちらに向ける女の姿が。
そして口を開けた。
「おんぶ。」
要求。
「行くぞ〜。」
向子、撃沈。
「ぐぬぬ。」
廊下を銃を持ち、警戒しながら歩く二人
「でもカナ☆リン。よく躊躇なく銃を持てるよねぇ〜。」
復活。
「生きていくためにはしょうがない事なら、やるしかないだろ?」
と夢絶がまるでサバイバルの達人のように見えてしまう。
警戒をしたまま、言い返す。
「フフッ、昔の君が言いそうな言葉だねぇ〜。」
敵、3人。
ババババババンッ、バババンンッ!
一瞬、夢絶の銃から撃ち放たれた銃弾がその3人ともの頭を射抜いていた。
「2年前か
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ