機動戦艦ナデシコ
1262話
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、ミロンガ改の肩にはミサイルが内蔵されている。その規格を調べて、ネルガルでミサイルを作って貰う事になってな。その調査だ。頼めるか?」
そう尋ねると、男は嬉しそうに……それはもう心の底から嬉しそうな笑みを浮かべて口を開く。
「おうよ、俺に任せときな。しっかり規格を調査させて貰うぜ」
典型的な機械馬鹿って奴なんだろうな。
この手の奴は使いようによってはかなり有益な成果を出す。
技術班なんか、その典型だろう。
「じゃあ早速お願いするわ。少しでも急いで本社の方にデータを送らないといけないのよ」
「あいよ。じゃあアクセル、よろしく頼む。ああ、忘れてた。俺はこいつらを纏めているウリバタケだ。整備に関する事で何かあったら俺に言ってきな」
「ああ、よろしく頼む。じゃあ、早速行くか」
こうして、俺、エリナ、ウリバタケの3人は格納庫の隅に待機しているミロンガ改へと向かう。
ナデシコの中では規格外に大きい機体だけに、格納庫の端にあったとしてもその姿は非常に目立つ。
「よし、ちょっと待っててくれ。こう言ってはなんだけど、一応確認してからにさせてもらう」
S-11ミサイルを空間倉庫に収納しなければいけない以上、2人に対してはそう言うしかなかった。
ただ、そんな風に言われた方としては面白くないのは事実なのだろう。
それでもこっちとしてはそうするしかない訳で。
コックピットに入って機体を起動させる。そのまま肩の部分を外から見えないように解除し、コックピットの外へ。
整備員が俺の身の軽さに驚くような声を聞きながら、肩の部分を少しだけ開け、S-11ミサイルへと触れて空間倉庫へと収納する。
反対側の肩のS-11ミサイルも同様に収納し、ミロンガ改をしゃがませてウリバタケへと肩の部分を見せるのだった。
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