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リリなのinボクらの太陽サーガ
ファーストミッション
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 本当にありがとう!!」

中には涙を流して喜ぶ者もおり、どれだけ水不足が逼迫していたのかがよく伝わってきていた。ジャンゴ達の下へ飛んで戻ってきたなのはも、彼らの様子を見ていてどことなく嬉しい気持ちになる。

「なのは復活デビュー大成功♪ やったね!」

「うん! 何だか純粋な人助けのために魔法を使ったの、ずいぶん久しぶりな気がするよ」

「あれ? 管理局で働いていた頃、なのははこういう事をしなかったの?」

「フェイトちゃん達はどうかわからないけど、少なくとも私はそういう任務に就かなかった記憶がある。今思えば私がこれまで就いた任務内容はほとんどロストロギア回収か、もしくはテロリストや犯罪者の捕縛ばっかりだったような……」

「所属が武装隊だったから、救助活動じゃなくて今言ったような荒事ばかりやる羽目になったんじゃないか?」

「アギトの言う通りかも。……う〜ん、これは少し真剣に考える必要があるね。どちらかと言えば私は誰かを捕まえるよりも、誰かを助けたい気持ちの方が強いもの……」

悩ましげに呟いたなのはの真意を聞いたマキナは思った。管理局が自分達の威厳を示すための材料として、なのはの凄まじい才能をあからさまに利用してたな、と。

「やれやれ……レスキューのつもりがミリタリーを選んじゃった感じで進路をちょっと間違えたんだね、なのはは。まぁ気付けたんなら、これからしたいようにすればいいさ」

「? う、うん……そうするよ」

「……(救助隊(レスキュー)軍隊(ミリタリー)じゃ、ちょっとどころか全然違うんじゃないかなぁ……?)」

素朴な疑問を浮かべたジャンゴだが、言及はしなかった。おてんこもまた管理局の歪さに何となく気付いたが、太陽の使者たる自分ではそれを是正できないことを残念に思った。

「良かった、まだいてくれたか!」

「あれ、ジョナサン?」

「あなた達のおかげで飢餓の危機は去った。兵士としてだけでなく、ウルズに住む一人の国民として礼を言いたい」

「ふぇ!? あ、あの……私、当然のことをしただけですよ?」

「そう謙遜せずに、感謝の言葉ぐらいは受け取ってもらえないだろうか?」

「え、えっと……はい」

「ありがたい。裏切り者の管理局どもと違って、やはりアウターヘブン社は信頼できる。ぜひ、名前を聞かせてくれないか?」

「た、高町なのは……です……。あの……隊長さん? 私は、アウ―――」

アウターヘブン社の人間じゃない、と修正しようとしたなのはの口を、慌ててアギトが塞ぐ。

「んむっ!?」

「悪ぃ、ちょっとだけ黙っててくれ」

いまいち理由がわからず首を傾けるなのはの隣で、徐にマキナがジョナサンに話しかける。

「ジョナサン、あなたは信頼でき
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