第四十六話 福島少佐!いきなりバレンタイン!!その十二
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「涙拭く用意しとけよ」
「嫉妬で狂うなよ」
「いやあ、今から嫉妬の声が楽しみだぜ」
「全世界がどう言うのかな」
「全世界に放送されてるのならな」
「もう手筈は整ってるぜ」
二人で言うのだった。
「その手筈がわかった時にはもう遅いぜ」
「既に仕込んでいる最中だからな」
「あっちの方も三ヶ月位後が怖いだろ」
「その瞬間はよくてもな」
一体何がよくて何が悪いかというと。
「責任取ってと言われるのは三ヶ月か四ヶ月後」
「そして奥さんと修羅場にもなるんだよ」
「学生だったらもう将来どうなるか」
「ゴムは着けてくれよ」
ここ極めて重要である。
「病気も防いでくれるしな」
「ゴムは大事だぜ」
「そうしたら厄介な事態は防げるんだ」
「皆も注意しろよ」
くれぐれもである。
「不幸になるのは自分と相手だ」
「そこわかっておけよな」
「ゴムは面倒臭いとか言うなよ」
「感触が嫌とかな」
「伊達にあるものじゃないんだ」
そして薬局にあるのではないのだ。
「だからな」
「ちゃんと付けろよ」
「全部あんたと相手の人の為だ」
「男も女も持ってろ」
「いざって時には使え」
妊娠、性病予防にだ。
「あといつも清潔にしろ」
「用心第一だ」
「清潔に、は性病のことだ」
「それと妊娠もだ」
くれぐれもというのだ。
「自分の身は自分で守れ」
「何としてもな」
「そしてガードしろ」
「相手もだぞ」
「そんなの当然だろ」
「常識やろ」
観衆の人達も言う。
「ゴムはな」
「ホテルにも絶対置いてるわ」
そうしたホテルの枕元にだ。
「御前等に言われるまでもないし」
「というか御前等DTやろ」
「それでそんなこと偉そうに言うな」
「経験してから言えや」
「へっ、そんなの何時でもやってやるぜ」
「それこそすぐにな」
二人は観衆の人達にまた言い返した。
「海が見える白い家の中でな」
「未亡人さんと天幕のベッドの中でだよ」
「教えてあげるって感じで」
「それで初体験だよ」
二人のこの趣味は同じである。
「それからだ」
「そして卒業してからだ」
「後はハーレム」
「酒池肉林だ」
「女の子も酒もだ」
「どれも楽しんでやるぜ」
それこそだ、歴史上の暴君や富豪達の様にだ。
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