暁 〜小説投稿サイト〜
sao〜忍びの如く疾風〜
アインクラッド第一層
始まりの街〜チュートリアル
第二話 永遠の別れ
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じ色のフード付きのローブと清潔感漂う手袋へ変わってゆく。顔なしの巨大アバターがそこに現れる。

『プレイヤーの諸君。私のゲーム世界にようこそ。私の名は、茅場 晶彦。今やこのゲーム世界をコントロールできる唯一の人間だ』

顔なしのアバターがいきなり、茅場晶彦と言い俺やここにいる約10000人がここで直ぐに現実に帰れるという気持ちを次に言った言葉で、裏切られてる。

『プレイヤー諸君は、既にメインメニューからログアウトボタンが消滅している事に気付いていると思う。しかしゲームの不具合ではない。繰り返す、SAO本来の仕様である』

「これ、イベント…だよね…」

「あぁ、多分な…」

俺は、自分耳を疑った。
本来の仕様?だとしたらこれは茅場昌彦が
望んでいたことだというのか?

『…また、外部の人間の手による、ナーブギアの停止あるいは解除もあり得ない。もし、それが試みられた場合―――』

この時俺は、気づいた。巨大茅場の次の言葉が簡単に予測でき、恐怖で涙か出てくる。五月蝿かったのが一瞬恐怖で回りの人達も次の言葉を理解する。

『ナーブギアの緊急素子が発する高出力マイクロウェーブが諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる』

ここまででようやく理解した人たちは、棒立ち状態になってしまう。私の隣にいるクラインとキリトは、直ぐに答えにたどり着き残念なイケメン顔になってしまう。
それもそのはずだ。ナーブギアは、出力回収部分が首の当たりにあり(脊髄の真上)細かな情報識別システムがある。それで7割がナーブギアに入っている。残りの3割は、バッテリーセルがつまっている。これだけあれば巨大茅場の言う通りナーブギアを頭に被る、電子レンジの出来上がりだ。これによってハンスンは......。

「瞬間停電なんてあったらどうなるんだよ俺たちは」
男プレイヤーがそう叫んだ。するとそれに答えるかのように

『より具体的には、10分間の外部電源の切断、二時間以上のネットワーク回線の切断、ナーブギア本体のロック解除または分解、破壊の試み――以上のいずれかの条件によって、脳破壊シークエンスが実行される。ちなみに諸君の家族や友人等か警告を無視してナーブギアの強制除装を試みた例が少なからずあり、その結果残念ながら、既に213名のプレイヤーがアインクラッド及び現実世界からも永久退場している』

ここにいる私やキリト、クラインを含めた9787人の恐怖で包まれ、クラインのように立てなくなる人もいれば、キリトのように立つのが精一杯の人もいる。だが巨大茅場は、更に追い討ちをかける。

『諸君が向こう側に置いてきた肉体の心配をする必要は無い。現在、あらゆるTV、ラジオ、ネットメディアは、この状況を多数の死者が出ている事も含め、繰り返し報道している。諸君のナ
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