暁 〜小説投稿サイト〜
sao〜忍びの如く疾風〜
アインクラッド第一層
始まりの街〜チュートリアル
第二話 永遠の別れ
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風に揺らめく草、ところどころはげた土そんな草原のある一箇所を俺は見つめていた。
――――そうハンスンが遂、先刻までいた場所である。
何が起こったのか分からない!自分の中で焦りが生まれるのが分かる。
パニックになること3分――俺は要約冷静な思考を取り戻した。
まずは連絡を取れる人かられんらくを取ろう。そう考えた俺はまずリアルのハンスン――――ためなりの母の
さいとうあみに連絡をすることにした。
そうしてシステムメニューを呼び出し、ログアウトを....出来なかった。

無いのだ、どこにもログアウトボタンが...。
不幸中の幸いというべきか、さっきの突然のディスコネクションがあったので、
あまりパニックにならなかったが、それでもそれなりに混乱した。
俺は取り敢えず今回のことについてキリトに連絡をしてみた。30秒後帰ってきた返信にはこう綴られていた。
『俺の方も同じだ。俺やクラインもログアウトボタンが消えてるんだ。クラインはただのバグだと行っているが、これはかなりおかしいように感じる。ひとまず情報交換のため始まりの街へ来てくれ。』
俺はそのメッセージを読んだ後、始まりの街へ歩いていった。

だが始まりの街に行くあいだも、おれは頭の中ではいろいろな考察を巡らせていた。
――――ハンスンの突然のディスコネクションにしても、何故もう一度ログインしてこないのか?
ログアウトボタンにしてもそう、GMコールしても返信すら来ないのだ。
確かにキリトが不自然だと思うのも無理はないな。
特にハンスンは今日は家にも人がいるらしく、「ナーヴギアを被ってても強盗には襲われないな!」などと、
笑いながら言っていた。なので強盗などでは無いのだろう。
では回線といえば、やはり自然災害によるものか?と考えてしまう。
だがそれも無いだろう。そうだとしたら今はあまりにもプレイヤーにとって、
都合が悪すぎる。そんなことを考えていると始まりの街に着いた。
キリトはどこか?と探していると俺はいきなり転移の青い光に包まれた。

転移された場所を見回してみると始まりの街広場だと分かった。


俺がログインして最初に出てくる始まりの街中心部に位置する大広場にいつの間にか強制転移させられたのだ、このゲームにログインしているほぼ全プレイヤーがここにいる。中には「速く出てこいGM!!」「どうしてここに…」まさにパニック状態である。すると誰かが「お、おい、上を見ろ!」っといい見上げるとそこには、6角形の血のように赤い警告!と英語で書かれたプレートが点滅していた。ここにいる全員がそのプレートを見ると、二層の底を埋め尽くす勢いでプレートだらけになり数秒もしないで真っ赤になる。
するとプレート同士の隙間から血のような液体が流れだし、空中でとどまり謎の液体やプレートと同
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