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宇宙人ではない
入学
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Sを兵器だと自覚出来ない人はハッキリ言って危険です。他人にとっても本人にとってもです。牢獄で過ごしたり処刑されるなんて嫌でしょう?

自分達が扱うISが兵器だと自覚できない人はISを学ぶ資格も有りませんし、私は犯罪者を育て上げたいとは思いません。ISを使うなら最低限の自覚を持ってください」

……少し厳しいけど普通な話だと思う。
女子高生の授業としては恐いけど……当たり前の話、教えられずにいた方が酷い事になる。 
けど当たり前の話にショックを受けてる生徒が多い。

1度だけ見たアレのせい?

TVでしていたIS対IS。

武器の威力は画面からでも解るぐらいに凄かった。
けど血の一滴も出ない。ハデなだけでどちらも死んだりしないISの勝負ばかり見てるからISを兵器だと自覚しにくい?

「ああ、あとこれは個人的な忠告ですが女性至上主義には成らない方が良いですよ。女性だけの社会は何かと大変ですから……それに男性が避けますよ。

……嫁ぎ遅れとか…売れ残りとか言われたく無いでしょう。……お見合いの失敗回数が二桁とか嫌でしょう?」

最後の言葉が元男の自分でも妙に心に刺さった。先生が女性至上主義が嫌いなのは判った。

「……もし女性至上主義で良いなら……相当キツい性癖の男性か、女に走るしかないと言う状態になりますよ?まぁ女性至上主義者ならお相手は沢山居ますが……女性至上主義者って恋愛関係も女性なのが多いですから…………ホント」


何故か実感を持ったレワン先生の最後の呟き。聞いてはいけないそう感じた。本能?

なのに一人の無神け、勇気有る女生徒が聞いた。  
レワン先生は普通に男性が好き。なのに某所で働いてた時の同僚、とある女性至上主義者は女の子(性的に)大好き…………二人きりになってしまった。

話はとてもエグかった。

……多分このクラスから女性至上主義者が激減した。


それから特に何事もなく初日の授業が終わった。








今は寮の部屋に向かっている。部屋番号は167号室。160番代はこの辺り。部屋は近くの筈……あった。
同居者は誰だろう……変な予感は気のせい?こう言う時はアニメとかではテンプレ、御約束、運命が起きる。

167号室、一応ノック。

返事が聞こえた……ドアを開けると……予測通り。

「……ヨロシク」

簪さん。

……微妙にキャラが被ってる気がする。












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