第2章:埋もれし過去の産物
第31話「無限の魔力」
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それまで僕が時間を稼ぐ!』」
「『志導君!?どうしてここに!?』」
「『嫌な予感がした....それだけだよ。』」
少し離れており、大声で会話する暇もないので念話で会話をする。
「...あなたは...一体...?」
「...時間稼ぎ役さ。....どこまで通じるか分からないが、行かせてもらうぞ!」
この場で倒そうとするには明らかに戦力が足りない。
例え、僕や司さんなどの転生者四人で戦っても、それは変わらない。
...そう、僕は直感的に悟った。
「(解析....!)」
初手として、相手を解析魔法でできるだけ解析する。
―――識別名、“U-D”
―――通称、“砕け得ぬ闇”
―――人物名、“ユーリ・エーベルヴァイン”
―――対象状態、半暴走
―――背後の展開物名称、術式“魄翼”
―――体内保有魔力確認、推定魔力量...エラー
―――体内保有魔法物確認
―――魔法物名称、“永遠結晶”
―――暴走の原因はエグザミアによるものだと推定
「これ、は.....!」
得られた情報は、予想よりも多かった。
というか、暴走しててその原因まで分かった。
「魔力が...多すぎて解析しきれない...!?」
問題は、魔力が多すぎる事だった。
―――保有魔力、測定不可能
―――原因、エグザミアによる無限魔力供給だと推測
「あーもう!規格外すぎるぞ!?」
結局、僕はそれを相手にしなければならない訳だが。
「...私を止めるつもりですか?...やめておいた方がいいです。」
「...止めたいのはやまやまなんだけどなぁ...。」
どう考えても僕では無理です。はい。
「っ....早く撤退を!って言うか下がれ!」
求めるようにじゃなく、命令するように僕は言い放つ。
「『わ、分かったよ。...無理しないでね。』」
「『そこの二人も!早く!』」
司さんは何とか納得して、おそらく堕とされた人達を回収しにいった。
「『俺たちも戦う!全員でやれば...!』」
「『勝てないっつってんだろ!!戦って分かってるだろ!!』」
「『っ....。』」
今までにない危機感から、つい乱暴な口調になる。
「『そんな事ない。私と神夜なら....。』」
「『そんなもん一度攻撃を効かせてから言え!そうでないなら...』っ!?くっ....!」
念話で怒鳴っている所に、魄翼による薙ぎ払いが迫る。
それにリヒトを滑らすように添え、上に弾かれるように受け流す
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