ターン43 鉄砲水と『万』の結束
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がこの程度、かすり傷だ!」
「だろうね。カードをセットして、ターンエンド」
万丈目 LP3700 手札:6
モンスター:なし
魔法・罠:なし
清明 LP1100 手札:1
モンスター:霧の王(攻)
魔法・罠:グレイドル・パラサイト
補給部隊
1(伏せ)
「俺のターン、ドロー!速攻魔法、魔力の泉を発動!このカードは発動時に相手フィールドに表側表示で存在する魔法・罠カードの数だけカードをドローし、その後自分フィールドで表側の魔法・罠カードの数だけ手札を捨てる。お前のフィールドには2枚のカード、そして俺のフィールドには魔力の泉1枚のみ。悪くない手札交換だ」
僕の場の永続カードを逆手にとってのドロー。さあ、次は何を見せてくる?
「……清明。俺が今魔力の泉のデメリットで墓地に送ったカードは、黒蠍―罠はずしのクリフ。お前ならば、この意味が分かるはずだ」
「意味?」
何を言っているのか正直わからなかったが、とりあえず考えてはみる。VWXYZは除外融合を行うため素材が墓地へは行かず、今の万丈目の墓地にいるのは魔法と罠を除けば黒蠍のメンバーが3体のみ……3体……闇属性戦士族が3体……。
「まさか!?」
「そのまさかだ!俺の墓地に闇属性モンスターが3体のみ存在することで、このカードは手札から特殊召喚できる!出でよ、ダーク・アームド・ドラゴン!」
ノース校に封印されていた伝説のレアカード、アームド・ドラゴン……のダークバージョン。僕はいまだにノース校に行ったことはないからあんまり知った風なことは言えないけど、なんでわざわざ本体とダークバージョン、それとメタファイズバージョンを別の場所に保管していたんだろう。一緒の場所でいいんじゃないのかな。万丈目の話によるとノース校は氷山の上とかにもカードがある場所とかいう色々訳の分からない場所だし、そこも関係しているんだろうか。
なんて、よその事情に首突っ込んでる暇はないんだけどね。ダーク・アームド、その効果のえげつなさは一時使用者だったこの僕が一番よく知っている。
ダーク・アームド・ドラゴン 攻2800
「ダーク・アームド・ドラゴンは、墓地の闇属性モンスターを除外することでカードを1枚破壊する。茨のミーネを除外し、グレイドル・パラサイトを破壊!ダーク・ジェノサイド・カッター!」
「チッ……」
これまで抑止力として頑張ってくれていたパラサイトが破壊される。最初に霧の王を狙ってこなかったのは、恐らく僕のこのリバースカードを警戒してのことだろう。うっかり破壊して安全地帯でも踏み抜くのを嫌ったのか、とりあえずパラサイトから破壊して一呼吸おこうという狙いでもあるのだろう。
だけど、それは完全な悪手でしかない。どうせ狙うなら、霧の王
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