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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン43 鉄砲水と『万』の結束
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    X−タイガー・ジェット(攻)
魔法・罠:強欲なカケラ(1)
     1(伏せ)
 清明 LP3900 手札:3
モンスター:グレイドル・イーグル(攻)
      フィッシュボーグ−アーチャー(守)
魔法・罠:グレイドル・パラサイト
     補給部隊

「特に波はお前のところに来なかったようだな。だがそれもそのはずだ、お前の言う波は今まさに、俺の所へ来ている!俺のターン、ドロー!」

 意気揚々とカードを引く万丈目。その自信はどこから来るのかとよっぽど聞きたくなったが、それは勘弁しておいてあげよう。僕に波が来ていないのも否定できないところではあるし。

「ドローを行ったことで、さらにカケラにカウンターが乗る。そして2つ以上のカウンターが溜まった強欲なカケラを墓地に送ることで、カードを2枚ドローだ。W−ウィング・カタパルトを通常召喚し、そのままVとWの2体をゲームから除外し合体融合!変形だ、VW−タイガー・カタパルト!」

 青い飛行機型メカの上に虎型ジェットマシンが装着され、といえば聞こえはいいが要するに上に乗っただけで2体合体を名乗る変形ロボが新たに生み出される。

 VW−タイガー・カタパルト 攻2000

 融合召喚は通すしかない。だけど、VWの固有能力は手札1枚をコストにしたモンスター1体の表示形式変更のみ。アーチャーを狙われるとそれなりに痛いし、そこからゴーグの効果でもう1度デッキバウンス狙い?いや、それだけならまたパラサイトの効果でイーグルを呼び出せばいいし、補給部隊の効果で1枚のドローもできる。万丈目とて、この状況でうかつに攻撃はできないはず。
 そんな考えは、目の前で不敵に笑うその顔を見た瞬間に吹き飛んだ。万丈目、これはこのターンで仕掛けてくるつもりだ!

「魔法カード発動、モンスターゲート!このカードは発動時、モンスター1体をリリースする。そして俺のデッキを通常召喚可能なモンスターが出るまでめくり、最初に出たそのモンスターを特殊召喚する!強力のゴーグをリリースし、発動……1枚目、魔法カード、おジャマッスル!2枚目、特殊召喚モンスター、アームド・ドラゴン LV7!」
「やっぱり、か」

 墓地に送られた2枚のカードを見て、やはり万丈目のデッキにはあの2種類の要素が含まれていることを改めて認識する。このままうまいこと適当なモンスターでお茶を濁してくれればいいんだけど。

「3枚目!魔法カード、おじゃマジック!」

 おジャマをサーチするカード、おじゃマジックが再び墓地に送られる……だがあのカードがサーチを可能とするのは、あくまでフィールドか手札から墓地に送られた時。デッキからめくられそのまま墓地に送られる形となった今、そのサーチ効果は不発となる。

「4枚目!魔法カード、
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