ターン43 鉄砲水と『万』の結束
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シャークを召喚!」
ハンマー・シャーク 攻1700
「フン、結局引き当てたか。この万丈目サンダーが、よもや破られるとはな」
口ではそんなことを言ってはいるが、万丈目の表情は明るい。その笑顔に軽く手を振って応えてから、最期となる攻撃宣言を行う。
「バトル!ハンマー・シャークでダイレクトアタック!」
ハンマー・シャーク 攻1700→万丈目(直接攻撃)
万丈目 LP1700→0
「まったく。お前に負けたということは、俺もまだまだ詰めが甘かったということだな」
「相変わらず口が減らないねえ」
そんなことを言っているとデスベルトが光り始める……が、これまでに比べて明らかにたいしたことない。むしろせっかく身構えていたのに拍子抜けするぐらいで、この程度なら誰だって1度や2度で倒れたりはしないだろう。となると、何らかの方法でエネルギー吸収量が調整されてるとか?でもそんなの、なんのために?もしかしてこのデスベルト、狙いは僕らに自分は手を出さずに危害を加える事よりも吸い取るエネルギーそのものが目当てだったりするんだろうか。
わからない、まるで見当もつかない。なによりも情報が少なすぎる。
「さて、俺は今から夜までかけてこのデッキを一から調整し直すとしよう。ご苦労だったな、清明」
『オイラ達も手伝うわよ〜ん』
「……一度、お前ら全員クビにしてみるか。新しく使いたいカードもあるしな」
『そんなっ!?』
「冗談だから耳元で怒鳴るな、やかましい。とはいえパワー不足なのは明らか、この欠点をどう解消すべきか……」
ぶつぶつと呟きながら部屋へと戻っていく万丈目の後姿を見送りながら、その最後の一言が頭の中に残っていた。パワー不足、ね。そういえば三幻魔も決戦の時には世界中のカードからエネルギーを吸い取っていたらしいし、まさか今回もそんな化け物じみたカード絡みだったりするんだろうか。
まさか、ねえ。……ね?
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