ターン43 鉄砲水と『万』の結束
[12/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!魔法カード、アクア・ジェットを発動!これにより水族のメビウスは、攻撃力が1000ポイントアップする!」
メビウスの空にかざした右腕に光が走り、おなじみのジェットが装着される。
氷帝メビウス 攻2400→3400
「バトル!おジャマ・キングに攻撃、アイス・ランス!」
アクア・ジェットを直接腕に付けたことでいつもよりも遥かに速く、右腕に氷を纏わせたメビウス自前の槍が唸る。圧巻の守備力を持つおジャマ・キングといえど、その強化された一撃に抗うすべはなかった。
氷帝メビウス 攻3400→???(おジャマ・キング) 守3000(破壊)
「カードをセット、ターンエンドッ!」
今は一見、メビウスを従えている分だけこちらが有利に見える。だけどそれはかなり不安定な優位でしかなく、裏を返せばメビウス意外に僕の攻め手はないことを示している。ライフも残り少ない今、もしもう一度万丈目にこの盤面をひっくり返されたら……どうだろう、これ以上さらなる逆転なんてできるだろうか。
万丈目 LP3700 手札:0
モンスター:なし
魔法・罠:1(伏せ)
清明 LP1100 手札:0
モンスター:氷帝メビウス(攻)
魔法・罠:補給部隊
1(伏せ)
「俺のターン、ドロー!魔法カード発動、貪欲な壺!俺の墓地からおジャマ・グリーン、おジャマ・ブラック、黒蠍―罠はずしのクリフ、そしてダーク・アームド・ドラゴンをデッキに戻し、カードを2枚ドローする!」
VWXYZとおジャマ・キングを戻さなかったのは、恐らくこのドローで死者蘇生などの蘇生カードを引いた時のことを考えてだろう。正規の方法で融合されたあの2体は、条件さえ揃えば普通に蘇生させることができる。
「……クソッ、死者蘇生さえ引ければ勝てたというのに!魔法カード発動、ソウル・チャージ!俺の墓地からVWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン及びおジャマ・キングの2体を蘇生させ、1体につき1000ライフを失いさらにこのターンのバトルフェイズが封印される!」
VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン 攻3000
おジャマ・キング 守3000
万丈目 LP3700→1700
「万丈目……」
あれだけ苦労してようやくここまでこぎつけたというのに、いともあっさりと復活するモンスター。やっぱりこの男は、大したデュエリストだ。
「バトルフェイズは行えずとも、モンスター効果は生きている。おジャマ・キングが存在することで貴様のモンスターゾーンは3か所まで使用不能となる。俺はこの効果で、モンスターゾーンのうち2か所を封殺させてもらう」
「2か所?3つじゃなくて?」
「今にわかる。続いてVWXYZ−アルティメット・デストラクション!氷帝メビ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ