ターン43 鉄砲水と『万』の結束
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に攻撃!行けっ!」
『おジャマ・フライングボディアターック!』
巨体がふわりと宙に浮き、次の瞬間体ごと霧の王にのしかかる。通常ならばさっとかわして終わりな単調な攻撃も、今の脱力しきった霧の王にかわす気力はない。
だがその巨体に押しつぶされる寸前、霧の王の体が文字通り霧となった。追突の寸前に相手がいなくなったことで、おジャマ・キングが勢い余って顔から地面に激突する。
「まだ何か仕掛けてきたか!?」
「リバーストラップ、儀水鏡の反魂術を発動!このカードは自分フィールドの水属性モンスター1体をデッキに戻すことで、墓地の水属性モンスター2体を手札に加える!霧の王をデッキに戻したことでその攻撃は巻き戻されたわけさ。そして墓地から、カイザー・シースネークとサイレント・アングラーを回収」
「モンスターを減らしたところで、攻撃が無効になるわけではない!もう一度行って来い、おジャマ・キング!」
『お……おジャマ・フライングボディ……』
再び技名を叫びつつ、キングの巨体が舞い上がる。だけど、僕だってただ策もなしに霧の王を逃がしたわけじゃない。
「相手モンスターの直接攻撃宣言時、手札からゴーストリック・フロストの効果発動!このカードはその攻撃モンスターを裏側守備表示にし、さらに自身を裏側守備表示で特殊召喚する!」
防寒具を着込んだ雪だるまが飛び出し、今まさにプレス攻撃を使用としていたおジャマ・キングに雪玉をぶつけて狙いをそれさせる。運よくそのいくつかが目に当たったらしく、たまらずにキングが再び着地した。
???(ゴーストリック・フロスト)
「おジャマ・キングをセット状態にしたことで、一時的にカントリーの効果は失われる……だがそれにより、今のキングの守備力は3000。越えられるものならば越えてみろ、カードをセットしてターンエンドだ!」
「僕のターン!」
超えられるものなら?もちろんだ、そしてそのために必要なカードはたった今僕がドローした!
「魔法カード、強欲なウツボを発動!手札の水属性モンスター2体、サイレント・アングラーとカイザー・シースネークをデッキに戻し、カードを3枚ドローする。そしてゴーストリック・フロストをリリースして、アドバンス召喚!来い、氷帝メビウス!」
「この局面で、氷帝メビウスだと!?」
青いマントを靡かせる氷の力を持つ帝、メビウス。周りの風景を一睨みすると、あれよあれよという間に街の風景が氷漬けに変化していった。
「氷帝メビウスはアドバンス召喚時に魔法・罠カードを2枚まで破壊できる。フリーズ・バーストで、おジャマ・カントリーを破壊!」
「……だがメビウスの攻撃力では、おジャマ・キングの守備力は突破できないはずだ」
「それは間違いないね。だから僕は、正面突破させるのさ
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